ヨブ記 4章 12~21
4:12 あることばが私に忍び寄り、そのささやきを私の耳がとらえた。
4:13 夜の幻で思いが乱れ、深い眠りが人々を襲うとき、
4:14 おののきと震えが私に降りかかり、私の骨々の多くがわなないた。
4:15 ある霊が顔の上を通り過ぎ、私は身の毛がよだった。
4:16 それは立ち止まったが、私はその顔だちを見分けられなかった。しかし、その姿は私の目の前にあった。静寂。そして私は次のような声を聞いた。
4:17 「人は神の前に正しくあり得ようか。その造り主の前にきよくあり得ようか。
4:18 見よ。神はご自分のしもべさえ信頼せず、御使いたちのうちにさえ、誤りを認められる。
4:19 まして、ちりに土台を据えた泥の家に住む者はなおさらのこと。彼らはシミよりもたやすく押しつぶされ、
4:20 朝から夕方まで打ち砕かれ、永久に滅ぼされて、だれも顧みない。
4:21 彼らの天幕の綱は確かに取り去られる。彼らは知恵がないために死ぬ。」