ヨブ記 9章 11~24
9:25 私の日々は飛脚よりも速い。それは飛び去って、幸せを見ることはない。
9:26 それは葦の舟のように通り過ぎる。獲物をめがけて舞い降りる鷲のように。
9:27 たとえ「不平を忘れ、悲しい顔を捨てて明るくふるまいたい」と私が言っても、
9:28 自分のあらゆる苦痛に私はおびえています。私はよく知っています。あなたが私を潔白な者となさらないことを。
9:29 私はきっと、悪しき者とされるでしょう。なぜ私は、空しく労するのでしょうか。
9:30 たとえ私が雪の水で身を洗っても、灰汁で手を清めても、
9:31 あなたは私を墓の穴に沈め、私が着る服は私を忌み嫌います。
9:32 神は、私のように人間ではありません。その方に、私が応じることができるでしょうか。「さあ、さばきの座に一緒に行きましょう」と。
9:33 私たち二人の上に手を置く仲裁者が、私たちの間にはいません。
9:34 神がその杖を私から取り去り、その恐ろしさが私をおびえさせませんように。
9:35 そうなれば、私は恐れず神に語りかけます。しかし今、私はそうではありません。