QT

Ⅱサムエル 23 :19~39
23:13 三十人のかしらのうちのこの三人は、刈り入れのころ、アドラムの洞穴にいるダビデのところに下って来た。ペリシテ人の一隊は、レファイムの谷間に陣を敷いていた。
23:14 そのときダビデは要害にいて、ペリシテ人の先陣はそのときベツレヘムにいた。
23:15 ダビデは切に望んで、「だれかが私に、ベツレヘムの門にある井戸の水を飲ませてくれたらよいのだが」と言った。
23:16 三人の勇士はペリシテ人の陣営を突き破って、ベツレヘムの門にある井戸から水を汲み、それを携えてダビデのところに持って来た。しかしダビデはそれを飲もうとはせず、それを主の前に注いで、
23:17 こう言った。「主よ。そんなことをするなど、私には絶対にできません。これは、いのちをかけて行って来た人たちの血ではありませんか。」彼はそれを飲もうとはしなかった。三勇士は、そのようなことまでしたのである。
23:18 さて、ツェルヤの子ヨアブの兄弟アビシャイは三十人のかしらであった。彼は槍を振るって三百人を刺し殺し、あの三人とともに名をあげた。
23:19 彼は三十人の中で最も誉れが高かったので、彼らの長になったが、あの三人には及ばなかった。
23:20 エホヤダの子ベナヤは、カブツェエル出身で、多くの手柄を立てた力ある人であった。彼はモアブの英雄二人を打ち殺した。また、ある雪の日に、洞穴の中に降りて行って雄獅子を打ち殺した。
23:21 彼はまた、例の堂々としたエジプト人を打ち殺した。このエジプト人は、手に槍を持っていた。ベナヤは杖を持ってその男のところに下って行き、エジプト人の手から槍をもぎ取って、その槍で彼を殺した。
23:22 エホヤダの子ベナヤはこれらのことをして、三勇士とともに名をあげた。
23:23 彼はあの三十人の中でも最も誉れが高かったが、あの三人には及ばなかった。ダビデは彼を自分の護衛長にした。
23:24 ヨアブの兄弟アサエルは、例の三十人とともにいた。ベツレヘム出身のドドの子エルハナン。
23:25 ハロデ人シャンマ。ハロデ人エリカ。
23:26 ペレテ人ヘレツ。テコア人イケシュの子イラ。
23:27 アナトテ人アビエゼル。フシャ人メブナイ。
23:28 アホアハ人ツァルモン。ネトファ人マフライ。
23:29 ネトファ人バアナの子ヘレブ。ベニヤミンのギブア出身のリバイの子イタイ。
23:30 ピルアトン人ベナヤ。ガアシュの谷の出であるヒダイ。
23:31 アルバト人アビ・アルボン。バルフム人アズマウェテ。
23:32 シャアルビム人エルヤフバとヨナタン、ヤシェンの子たち。
23:33 ハラル人シャンマ。アラル人シャラルの子アヒアム。
23:34 マアカ人アハスバイの子エリフェレテ。ギロ人アヒトフェルの子エリアム。
23:35 カルメル人ヘツライ。アラブ人パアライ。
23:36 ツォバ出身のナタンの子イグアル。ガド人バニ。
23:37 アンモン人ツェレク。ツェルヤの子ヨアブの道具持ち、ベエロテ人ナフライ。
23:38 エテル人イラ。エテル人ガレブ。
23:39 ヒッタイト人ウリヤ。合計三十七人。

 

ダビデがペリシテと戦うとき、ペリシテはベツレヘムにベースをおいていました。ダビデが自分の故郷ベツレヘムの水を飲みたいと言うと、忠誠を尽くしていた部下3人が敵陣であるペリシテ陣営に入り、ベツレヘム城門のそばの井戸の水を汲んでダビデに捧げます。

 

ダビデはその水を飲みません。部下たちが命がけで持ってきた血のような水を飲むことはできなかったからです。二度とこのようなことはしないと誓って、その水を神様にささげます。ダビデの誓いは安全ではなかったという反省ではなく、部下の忠誠に対する信頼と感謝のゆえです。信頼ほど大切なチームワークはないです。

 

続いてダビデの30人の勇士の名簿が出てきます。ダビデの勇士はダビデが殺したウリヤを含め、37人です。見えないところで命をかけてダビデを守った人々です。歴史には献身と忠誠を記録しなければならない責任があります。優れたリーダーには忠誠な部下がおり、忠誠な人には優れたリーダーがいます。だから自分には良い部下がいないとか、自分には良いリーダーがいないと文句を言うことではできません。