エステル9:17~28
9:17 神は嵐をもって私を傷つけ、理由もなく傷を増し加え、
9:18 私に息もつかせず、私を苦しみで満たされる。
9:19 もし、力のことなら、見よ、神は強い。もし、さばきのことなら、だれが私を呼び出すのか。
9:20 たとえ私が正しくても、私自身の口が私を不義に定める。たとえ私が誠実でも、神は私を曲がった者とされる。
9:21 私は誠実だ。しかし私には自分が分からない。私は自分のいのちを憎む。
9:22 みな同じことだ。だから私は言う。神は誠実な者も悪い者も、ともに絶ち滅ぼされると。
9:23 突然、にわか水が出て人を死なせると、神は潔白な者の受ける試練を嘲られる。
9:24 地は悪しき者の手に委ねられ、神は地のさばき人らの顔をおおわれる。神がなさるのでなければ、だれがそうするのか。
9:25 私の日々は飛脚よりも速い。それは飛び去って、幸せを見ることはない。
9:26 それは葦の舟のように通り過ぎる。獲物をめがけて舞い降りる鷲のように。
9:27 たとえ「不平を忘れ、悲しい顔を捨てて明るくふるまいたい」と私が言っても、
9:28 自分のあらゆる苦痛に私はおびえています。私はよく知っています。あなたが私を潔白な者となさらないことを。