ヨブ記 6章 1~13
6:1 ヨブは答えた。
6:2 ああ、私の苦悶の重さが量られ、私の破滅が、ともに秤にかけられたらよいのに。
6:3 きっと海の砂よりも重いだろう。だから、私のことばは激しかったのだ。
6:4 まことに、全能者の矢が私に刺さり、その毒を私の霊が飲み、神の脅威が私に対して準備されている。
6:5 野ろばが若草の上で鳴くだろうか。雄牛が飼葉の上でうなるだろうか。
6:6 味のない物は塩なしに食べられるだろうか。卵の白身に味があるだろうか。
6:7 私の喉はそれを受けつけない。それらは私には腐った食物のようだ。
6:8 ああ、私の願いがかなえられ、私が望むものを神が下さるとよいのに。
6:9 神が望むままに私を砕き、御手を伸ばして私を絶たれるのであれば、
6:10 それはなおも私にとって慰めであり、容赦ない激痛の中でも、私は小躍りして喜ぶ。私は聖なる方のことばを、拒んだことはない。
6:11 私にどんな力があるのだろうか。私が待たなければならないとは。どんな終わりがあるのだろうか。耐え忍ばなければならないとは。
6:12 私の力は石の力なのか。私の肉は青銅なのか。
6:13 私のうちには何の助けもないではないか。すぐれた知性は、私から取り払われている。