ルカの福音書 QT14 22024月【不滅の遺伝子】ルカ 7章 11~17

ルカ 7章 11~177:11 それから間もなく、イエスはナインという町に行かれた。弟子たちと大勢の群衆も一緒に行った。7:12 イエスが町の門に近づかれると、見よ、ある母親の一人息子が、死んで担ぎ出されるところであった。その母親はやもめで、その町の人々が大勢、彼女に付き添っていた。7:13 主はその母親を見て深くあわれみ、「泣かなくてもよい」と言われた。7:14 そして近寄って棺に触れられると、担いでいた人たちは立ち止まった。イエスは言われた。「若者よ、あなたに言う。起きなさい。」7:15 すると、その死人が起き上がって、ものを言い始めた。イエスは彼を母親に返された。7:16 人々はみな恐れを抱き、「偉大な預言者が私たちのうちに現れた」とか、「神がご自分の民を顧みてくださった」と言って、神をあがめた。7:17 イエスについてのこの話は、ユダヤ全土と周辺の地域一帯に広まった。   リチャード・ドキンスという英国の生物学者が書いた『利己的遺伝子(The Selfish Gene)』という本があります。科学書としてはまれに多くの人が読みました。19世紀半ば以降の知識人がカール・マルクス『共産党宣言』に熱狂したように、20世紀後半の科学主義の教育を受けた人々は、リチャード・ドキンスの「利己的遺伝子」という進化論に真理を与え、それに熱狂しました。私にはそれにに反論するほどの生物学的知識はありませんが、反論したくもありません。   なぜなら、進化を認めているからです。私たちが神様の創造を言うとき、それはある日、突然生じた奇跡的な創造ではありません。神様が秩序を整え、その秩序の上で創造された、または創造されていることをいいます。進化はその秩序の一つです。進化生物学は学術的大きいな発見だと思いますが、それも現象を観察したものであって、根源を究明したものではありません。世界の構造が科学的に明らかになればなるほど、神様の創造の秘密が私たちに啓示されることであります。   『利己的遺伝子』は、ドキンスの文学的表現であって、出版社がマーケティングのためにこれをタイトルとしましたが、もともとドキンスは「不滅の遺伝子(ImmortalGene)」をタイトルにしたかったのです。生物学では、人間が死ぬと微生物によって分解され、後に消えるのですが、進化の世界の中で遺伝子は消えないということです。科学は死んだら終わりだと言って来ましたが、もう一つの科学は不滅だと言っているのです。といえるなら、「魂」という言葉と「永遠の命」という言葉も科学と話し合いができるのではないでしょうか。「不滅」を発見した以上、「永遠」をも認めなければなりません。生物学的な死によって人間の存在が根本的に消滅するわけではありません。   今朝の祈りの説教は箴言27章25節でした。「草が刈り取られ、若草が現れ、山々の青草も集められると」 草を切ってからものびます。終わりのようで絶望のようですが、また命があります。人間は生物学的に確かに死にますが、それは終わりではありません。死んでも消滅しないまま、その日に創造主の神様に導かれて復活します。こういう意味で、私が持っている復活の信仰が、決して非科学的なものとは思っていません。   今日の本文で、イエス様はナインという町の未亡人の死んだ独りの子をよみがえられました。神様が死んだ人を再び生かす話が、疑いもなく、抵抗もなく信じられるのですから、信仰の人に与えられた信仰の遺伝子は不滅かと思います。科学的な思考をする人々はこれを説話と言い、人の作り話だと言います。死んだら終わらなければならないからです。というのは彼らにも信仰があるのです。人間は、死んだら間違いなく終わりだということを信じているのです。しかし、科学にしても宗教にしてもまだ確認されたことは何もありません。何を信じるのかが残っているだけです。

누가복음 QT15 220125화【불멸의 유전자】누가복음 7장 11~17

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