創世記 黙想11【ベエル・シェバの誓い】220910(土) 枝川愛の教会
創世記 21:22~3421:22 そのころ、アビメレクとその軍の長ピコルがアブラハムに言った。「あなたが何をしても、神はあなたとともにおられます。21:23 それで今、ここで神によって私に誓ってください。私と私の子孫を裏切らないと。そして、私があなたに示した誠意にふさわしく、私にも、またあなたが寄留しているこの土地に対しても、誠意を示してください。」21:24 アブラハムは「私は誓います」と言った。21:25 それから、アブラハムは、アビメレクのしもべたちが奪い取った井戸のことで、アビメレクに抗議した。21:26 アビメレクは答えた。「だれがそのようなことをしたのか知りませんでした。それに、あなたも私に告げなかったし、私も今日まで聞いたことがありませんでした。」21:27 そこでアブラハムは羊と牛を取って、アビメレクに与えた。こうして二人は契約を結んだ。21:28 アブラハムは、羊の群れから、七匹の雌の子羊を別にしておいた。21:29 アビメレクはアブラハムに言った。「今、あなたが別にしたこの七匹の雌の子羊は、何のためのものですか。」21:30 アブラハムは言った。「私がこの井戸を掘ったという証拠になるように、七匹の雌の子羊を私の手から受け取ってください。」21:31 それゆえ、その場所はベエル・シェバと呼ばれた。彼ら二人がそこで誓ったからである。21:32 彼らはベエル・シェバで契約を結んだ。アビメレクと、その軍の長ピコルは立って、ペリシテ人の地に帰って行った。21:33 アブラハムはベエル・シェバに一本のタマリスクの木を植え、そこで永遠の神、主の御名を呼び求めた。21:34 アブラハムは長い間、ペリシテ人の地に寄留した。 アブラハムがグラル地方の王アビメレクとその間の誤解と葛藤を解いて平和条約を結びます。アビメレクがアブラハムと条約を結ばなければならなかったのは、彼がアブラハムと共におられる神様を見たからです。「アビメレクとその軍の長ピコルがアブラハムに言った。「あなたが何をしても、神はあなたとともにおられます。22」アビメレクはサラを取るところだった事で死の危機を迎えましたし、家の女性の胎が閉じることも経験しました。それをアブラハムによって回復します。ということでアビメレクは、アブラハムとの平和条約を通して神様の恵みにつなげようと考えたのです。 そこをベエル・シェバと名付けました。ベエル・シェバは「誓いの井戸」という意味です。アブラハムがアビメレクのしもべと井戸の所有権を置いて争ったことがあり,それを恨んで責めたので,その所有権に対する誓いを受けたのです。アブラハムは7匹の子羊を与え、井戸の所有権を獲得します。アブラハムとアビメレクの誓いは、神様がアブラハムに与えられた祝福の誓いに基づいています。神様がアブラハムを祝福したので、アビメレクとの平和条約が成されたのです。アブラハムはまだ助演であり、神様の方が主演です。神様と約束を結んだことで、神様が今ここでおられるその恵み二与りたいと願います。