Ⅰサムエル 黙想5【サムエルが聞いた神様の御声】230127(金) 枝川愛の教会
Ⅰサムエル 3:1~143:1 さて、少年サムエルはエリのもとで主に仕えていた。そのころ、主のことばはまれにしかなく、幻も示されなかった。3:2 その日、エリは自分のところで寝ていた。彼の目はかすんできて、見えなくなっていた。3:3 神のともしびが消される前であり、サムエルは、神の箱が置かれている主の神殿で寝ていた。3:4 主はサムエルを呼ばれた。彼は、「はい、ここにおります」と言って、3:5 エリのところに走って行き、「はい、ここにおります。お呼びになりましたので」と言った。エリは「呼んでいない。帰って、寝なさい」と言った。それでサムエルは戻って寝た。3:6 主はもう一度、サムエルを呼ばれた。サムエルは起きて、エリのところに行き、「はい、ここにおります。お呼びになりましたので」と言った。エリは「呼んでいない。わが子よ。帰って、寝なさい」と言った。3:7 サムエルは、まだ主を知らなかった。まだ主のことばは彼に示されていなかった。3:8 主は三度目にサムエルを呼ばれた。彼は起きて、エリのところに行き、「はい、ここにおります。お呼びになりましたので」と言った。エリは、主が少年を呼んでおられるということを悟った。3:9 それで、エリはサムエルに言った。「行って、寝なさい。主がおまえを呼ばれたら、『主よ、お話しください。しもべは聞いております』と言いなさい。」サムエルは行って、自分のところで寝た。3:10 主が来て、そばに立ち、これまでと同じように、「サムエル、サムエル」と呼ばれた。サムエルは「お話しください。しもべは聞いております」と言った。3:11 主はサムエルに言われた。「見よ、わたしはイスラエルに一つのことをしようとしている。だれでもそれを聞く者は、両耳が鳴る。3:12 その日わたしは、エリの家についてわたしが語ったことすべてを、初めから終わりまでエリに実行する。3:13 わたしは、彼の家を永遠にさばくと彼に告げる。それは息子たちが自らにのろいを招くようなことをしているのを知りながら、思いとどまらせなかった咎のためだ。3:14 だから、わたしはエリの家について誓う。エリの家の咎は、いけにえによっても、穀物のささげ物によっても、永遠に赦されることはない。」 サムエルが寝ている間、神様の音声を聞きます。サムエルはエリが自分を呼んでいると思い、エリの部屋に3回生行きます。3回繰り返すと、エリは神様がサムエルを呼んいるということに気づき、神様に聞くようにといい、サムエルを戻します。神様がサムエルをもう一度お呼びますが、内容はエリ家が滅びるということでした。「わたしは、彼の家を永遠にさばくと彼に告げる。それは息子たちが自らにのろいを招くようなことをしているのを知りながら、思いとどまらせなかった咎のためだ。13」神様のさばきの御言葉によるとエリの息子たちの罪はもちろん、それを禁じなかったエリに滅亡の原因と責任があります。 神様がサムエルを呼びました。それは拒否できない呼びかけです。真摯なクリスチャンなら誰でも最大の関心事は神様の御声を聞くことだと思います。神様の呼びかけと啓示とは神様の主権ですが、聖殿という環境とエリの子どもたちの卑猥さの環境はサムエルに悩ませたはずです。幼いサムエルが眠りについて3回エリの部屋に訪ねて行ったのを見ると、サムエルは幼い頃から敏感な人でした。 サムエルに聞こえた神様の御声のポイントは3節にあります。「神のともしびが消される前であり、サムエルは、神の箱が置かれている主の神殿で寝ていた。3」神の箱とは神様の御言葉を意味します。サムエルは神様の御言葉の部屋にともしびが消されてなかったから、自分の部屋に戻らずにそこで寝ました。そこで神様の御声が聞こえ始めたのです。神様の御声が聞こえないのは、神様の御言葉に対して一方的か、関心がないからです。御言葉に生きると神様の御声は毎日、毎瞬間に聞こえます。神様の部屋にとどまり、神様の御声を聞くことを願います。