使徒の働き 黙想5 【イエスをつけたもの】 20230623 (金) 枝川愛の教会 使徒の働き 2章 37~47
使徒の働き 2:37~47 2:37 人々はこれを聞いて心を刺され、ペテロとほかの使徒たちに、「兄弟たち、私たちはどうしたらよいでしょうか」と言った。 2:38 そこで、ペテロは彼らに言った。「それぞれ罪を赦していただくために、悔い改めて、イエス・キリストの名によってバプテスマを受けなさい。そうすれば、賜物として聖霊を受けます。 2:39 この約束は、あなたがたに、あなたがたの子どもたちに、そして遠くにいるすべての人々に、すなわち、わたしたちの神である主が召される人ならだれにでも、与えられているのです。」 2:40 ペテロは、ほかに多くのことばをもって証しをし、「この曲がった時代から救われなさい」と言って、彼らに勧めた。 2:41 彼のことばを受け入れた人々はバプテスマを受けた。その日、三千人ほどが仲間に加えられた。 2:42 彼らはいつも、使徒たちの教えを守り、交わりをもち、パンを裂き、祈りをしていた。 2:43 すべての人に恐れが生じ、使徒たちによって多くの不思議としるしが行われていた。 2:44 信者となった人々はみな一つになって、一切の物を共有し、 2:45 財産や所有物を売っては、それぞれの必要に応じて、皆に分配していた。 2:46 そして、毎日心を一つにして宮に集まり、家々でパンを裂き、喜びと真心をもって食事をともにし、 2:47 神を賛美し、民全体から好意を持たれていた。主は毎日、救われる人々を加えて一つにしてくださった。 聖霊を臨んだペテロの説教を聞いた人々は‘心を刺され’ペテロに自分たちのやるべきことに対して問います。その人々が心を刺された理由はなんでしょうか。その理由は、ペテロの説教の中で見つけられます。ペテロはこの説教の最初と最後にその対象を明らかにしています。その人々はキリストを十字架につけたものたちです。(使徒2:14,36) 自分が十字架につけたイエスが神様の右の座に着いていると聞いた彼らは恐れるべきでしょう。どうにかして自分の間違いを直したいと思ったはずです。そういう人々にペテロが、ペテロに臨んだ聖霊が伝えた言葉はとてつもない要求ではありませんでした。恐ろしい裁きの預言でもありませんでした。むしろ、彼らへの愛と恵みをこめた救いの御言葉でした。 “そこで、ペテロは彼らに言った。「それぞれ罪を赦していただくために、悔い改めて、イエス・キリストの名によってバプテスマを受けなさい。そうすれば、賜物として聖霊を受けます。”(使徒2:38) 彼らに与えられたのは力強い者も弱き者も、ユダヤ人であっても異邦人あってもだれであっても差別なく、神である主が召される人ならだれにでも与えられる賜物である聖霊でした。この召し、賜物である聖霊を受けた者たちはバプテスマを受け、信仰の仲間に加えられました。そして、その聖霊によって以前とは違う生き方に変えられ、そのため、更に多くの人々が賜物である聖霊、神様の救いを受けるようになりました。 今、私たちの心には‘刺され’があるんでしょうか。イエスを十字架につけたものは当時にエルサレムに住んでいた人たち、ユダヤ人たちだけではありません。イエス様は今の私たちの罪の赦しのために十字架につけられました。まさに私たちがイエス様を十字架につけたのです。 なので、私たちは罪の赦しのために悔い改めて、イエス・キリストの名にバプテスマを受けなければなりません。そして、賜物である聖霊を受け、世の中の人々とは違う生き方をもって生きていかなければなりません。神様はこの私たちを通して今日も救われる人々を加えてくださいます。枝川愛の教会が神様の福を受けた共同体に、また、神様の福を世の中に流す共同体になることを願います。