使徒の働き 黙想19 【バルナバのミッション】 20230711 (火) 枝川愛の教会 使徒の働き 9章 23~31
使徒の働き 9:23~319:23 かなりの日数がたち、ユダヤ人たちはサウロを殺す相談をしたが、9:24 彼らの陰謀はサウロの知るところとなった。彼らはサウロを殺そうと、昼も夜も町の門を見張っていた。9:25 そこで、彼の弟子たちは夜の間に彼を連れ出し、籠に乗せて町の城壁伝いにつり降ろした。9:26 エルサレムに着いて、サウロは弟子たちの仲間に入ろうと試みたが、みな、彼が弟子であるとは信じず、彼を恐れていた。9:27 しかし、バルナバはサウロを引き受けて、使徒たちのところに連れて行き、彼がダマスコへ行く途中で主を見た様子や、主が彼に語られたこと、また彼がダマスコでイエスの名によって大胆に語った様子を彼らに説明した。9:28 サウロはエルサレムで使徒たちと自由に行き来し、主の御名によって大胆に語った。9:29 また、ギリシア語を使うユダヤ人たちと語ったり、論じたりしていたが、彼らはサウロを殺そうと狙っていた。9:30 それを知った兄弟たちは、彼をカイサリアに連れて下り、タルソへ送り出した。9:31 こうして、教会はユダヤ、ガリラヤ、サマリアの全地にわたり築き上げられて平安を得た。主を恐れ、聖霊に励まされて前進し続け、信者の数が増えていった。 パウロがキリスト教を知らなかったように、キリスト教もパウロのことを知りませんでした。誰もが新しいものを受け入れることには時間がかかるからです。ところが、中には開放的で柔軟で、状況判断が早く、態勢転換がよくできる人もいます。ダマスコのアナニア、エルサレムのバルナバがそのような人でした。皆が恐れ、疑っていた時に、アナニアはパウロをピックアップし、バルナバがパウロを見つけ、使徒たちと教会にパウロを推薦して弁護しました。 バルナバは人を見る目と人を重用することに力がある人だと思います。アンテオケでパウロと一緒に共同牧会をし、1次伝道旅行をする時に、パウロに主導権を与えました。2次伝道旅行ではマルコを一行に推薦する問題でパウロと葛藤を起こしましたが、後日、パウロは自分が間違っていることを認め、マルコを受け入れます。 人事検証能力や管理能力は、パウロよりバルナバの方が優れていたかもしれません。バルナバの器には多くの人が入れます。可能性を見つけ、待ちながら、働き人として立てていくことができます。教会が争っている時代に、自分より他人を優れた者と思い、相手の賜物を見つけ、フォローするバルナバのリーダーシップは美しいです。神の国では、誰かの働き人は、必ず誰かの手によって導かれ、立てられます。教会にバルナバが多くいれば、パウロのような人材が多くなります。