使徒の働き 黙想39 【献身者と献身者の出会い】 20230803 (木) 枝川愛の教会 使徒の働き 18章 1~8
使徒の働き 18章 1~818:1 その後、パウロはアテネを去ってコリントに行った。18:2 そこで、ポントス生まれでアキラという名のユダヤ人と、彼の妻プリスキラに出会った。クラウディウス帝が、すべてのユダヤ人をローマから退去させるように命じたので、最近イタリアから来ていたのである。パウロは二人のところに行き、18:3 自分も同業者であったので、その家に住んで一緒に仕事をした。彼らの職業は天幕作りであった。18:4 パウロは安息日ごとに会堂で論じ、ユダヤ人やギリシア人を説得しようとした。18:5 シラスとテモテがマケドニアから下って来ると、パウロはみことばを語ることに専念し、イエスがキリストであることをユダヤ人たちに証しした。18:6 しかし、彼らが反抗して口汚くののしったので、パウロは衣のちりを振り払って言った。「あなたがたの血は、あなたがたの頭上に降りかかれ。私には責任がない。今から私は異邦人のところに行く。」18:7 そして、そこを去って、ティティオ・ユストという名の、神を敬う人の家に行った。その家は会堂の隣にあった。18:8 会堂司クリスポは、家族全員とともに主を信じた。また、多くのコリント人も聞いて信じ、バプテスマを受けた。 プリスキラとアキラはパウロの信頼深い同労者で、いつも聖徒に求められか、例えられる忠実な夫婦のアイコンでもあります。パウロはコリントでアルバイトをしなければならず、アキラ夫妻もローマからコリントに移住してから、定着するために専門であるテント製造事業を始めなければならなかったので、お互いに良い同業者になりました。今日の本文では同業者関係で出てきますが、その後、この夫婦はパウロと共に教会を建てていき、ローマ人への手紙によると、アキラ夫妻はパウロのためには命をかけるほど信頼を持っていた同労者でした。 ビジネスのための同業者でしたが、宣教のための同労者になったことは、どちらも信頼できる人だったようです。仲が良くても同業することによって信頼を失い、人も失う場合が多いそうですが、彼らはますますお互いを信頼し、尊敬できたことですから、ビジネスの現場でも信仰で生きてきたことだと思います。人が人を通して恵みを受けることは、その人から神様が見えるからです。人から神様が見えるということは、善良な人、道徳的な人になるという意味ではありません。神様を信じない善良な人も多く、神様を信じても悪いことする人もいます。神様を表す人は神様に献身している人ではないでしょうか。 私に初めて伝道してくださった人々に私は質問がありました。それは神様の存在のことではなく、キリスト教の教理のことでもありませんでした。彼らの献身について知りたかったです。それに導かれて私もイエス様を信じました。アキラ夫妻はパウロの献身を見ました。パウロを通して神様を現れたのは、言葉でもなく、学問でもなく、経験でもありません。パウロの献身です。それこそパウロにおいて神様の表し方です。それによってパウロの献身は、アキラ夫妻を献身に導きました。献身が献身に出会うと、神様が現れるようです。