詩篇 黙想 【絶望を変える祈り】 20250625(水) 枝川愛の教会 趙鏞吉 牧師 

詩篇 79:1~13 79:1 神よ国々はあなたのゆずりの地に侵入しあなたの聖なる宮を汚しエルサレムを瓦礫の山としました。 79:2 彼らはあなたのしもべたちの屍を空の鳥の餌食としあなたにある敬虔な人たちの肉を地の獣に与え 79:3 彼らの血をエルサレムの周りに水のように注ぎ出しました。彼らを葬る者もいません。 79:4 私たちは隣人のそしりの的となり周りの者に嘲られ笑いぐさとなりました。 79:5 主よいつまでですか。とこしえにあなたはお怒りになるのですか。いつまであなたのねたみは火のように燃えるのですか。 79:6 どうかあなたの激しい憤りを注いでください。あなたを知らない国々に。御名を呼び求めない王国の上に。 79:7 彼らはヤコブを食い尽くしその住む所を荒らしたのです。 79:8 先祖たちの咎を私たちのものとして思い出さないでください。あなたのあわれみが速やかに私たちを迎えるようにしてください。私たちはひどくおとしめられているのです。 79:9 私たちの救いの神よ私たちを助けてください。御名の栄光のために。私たちを救い出し私たちの罪をお赦しください。御名のゆえに。 79:10 なぜ国々は「彼らの神はどこにいるのか」と言うのでしょう。あなたのしもべたちの流された血の復讐が私たちの目の前で国々に果たされますように。 79:11 捕らわれ人のうめきが御前に届きますように。あなたの大いなる力のゆえに死に定められた人々を生きながらえさせてください。 79:12 主よあなたをそしったそのそしりの七倍を私たちの隣人らの胸に返してください。 79:13 私たちはあなたの民あなたの牧場の羊です。私たちはとこしえまでもあなたに感謝し代々限りなくあなたの誉れを語り告げます。     詩篇79篇は、エルサレムが崩壊し、異邦人によって聖所が踏みにじられた後、イスラエルが味わった絶望の中で捧げられた祈りです。詩人は、破壊と殺戮と嘲りに満ちた都市と化したエルサレムの惨状を、ありのままに神に訴えます。エルサレムの崩壊が国際情勢の結果ではなく、神の懲らしめであることを詩人は理解しています。だからこそ、「理不尽だ」とは言いません。助けと回復を願うその前に、この悲劇を招いた自分たちの罪を告白し、神の御名のために介入と回復を願うのです。 祈りの根拠は、人間の正しさや清さではなく、神の憐れみにあります。祈るにふさわしい資格や、嘆願すべき名分があるときだけ祈るのではありません。たとえ懲らしめを受け、恥をかいている最中であっても、私たちは祈ることができるのです。敵を訴え、自分を守ろうとするのではなく、現実全体を神の前に持ち出し、それを新たに解釈し直すことが祈りの本質です。神は、そのプロセスを待っておられるのです。だからこそ、祈る者は、自分が本当に「理不尽な被害者」としてふるまっているかどうか、立ち位置を吟味すべきです。 つらい状況や人々を敵と見なし、神に報復を求めたくなるときもありますが、詩篇の嘆願は自分を客観的に見つめ、自らをも告発するものです。敵を訴えながら、自分の罪も同時に悔い改めるのです。神は、恥や傷、そして勇気を持ってさらけ出された感情を決して無視されません。だからこそ、現実と感情を偽らず、そのまま神のもとに持っていけるのです。言葉を飾らず、抽象的な言葉を避け、シンプルで率直な表現がふさわしいのです。 それがどれほど難しいことか、本気で祈ったことのない人にはわからないでしょう。祈りの応答は、状況を変える前に、まず祈る人自身を変えるものです。自分の考えや言葉が整えられるとき、神はその人を変えてくださり、周囲の状況や環境も変えてくださるのです。

시편 묵상 【절망을 바꾸는 기도】 20250625(수) 에다가와 사랑의교회 조용길 목사

시편 79:1~13 79:1 하나님이여 열방이 주의 기업에 들어와서 주의 성전을 더럽히고 예루살렘으로 돌 무더기가 되게 하였나이다 79:2 저희가 주의 종들의 시체를 공중의 새에게 밥으로 주며 주의 성도들의 육체를 땅 짐승에게 주며 79:3 그들의 피를 예루살렘 사면에 물 같이 흘렸으며 그들을 매장하는 자가 없었나이다 79:4 우리는 우리 이웃에게 비방거리가 되며 우리를 에운 자에게 조소와 조롱거리가 되었나이다…