ヨブ記 7章 1~10
7:1 地上の人間には苦役があるではないか。その日々は日雇い人の日々のようではないか。
7:2 日陰をあえぎ求める奴隷のように、賃金を待ち焦がれる日雇い人のように、
7:3 そのように、私には徒労の月日が割り当てられ、労苦の夜が定められている。
7:4 私は 横になるときに言う。「いつ起き上がれるだろうか」と。夜は長く 、私は夜明けまで寝返りを打ち続ける。
7:5 私の肉は、うじ虫と土くれをまとい、皮膚は固まっては、また崩れる。
7:6 私の日々は機の杼よりも速く、望みのないままに終わる。
7:7 心に留めてください。私のいのちが息にすぎないことを。私の目は、再び幸いを見ることはありません。
7:8 私を見る人の目は、もう私を認めることはありません。あなたが私に目を留められても、私はもういません。
7:9 雲は消え去ります。そのように、よみに下る者は上っては来ません。
7:10 その人はもう自分の家には帰れず、彼の家も、もう彼のことが分かりません。