ヨブ記 42章 7~17
4:7 さあ、思い出せ。だれか、潔白なのに滅びた者があるか。どこに、真っ直ぐなのに絶たれた者があるか。
4:8 私の見てきたところでは、不法を耕して害悪を蒔く者が、自らそれらを刈り取るのだ。
4:9 彼らは神の息吹によって滅び、御怒りの息によって消え失せる。
4:10 獅子のうなり声、たける獅子の声がする。しかし、若獅子の牙は砕かれる。
4:11 雄獅子は獲物がなくて滅び、雌獅子の子らは散っていく。
4:12 あることばが私に忍び寄り、そのささやきを私の耳がとらえた。
4:13 夜の幻で思いが乱れ、深い眠りが人々を襲うとき、
4:14 おののきと震えが私に降りかかり、私の骨々の多くがわなないた。
4:15 ある霊が顔の上を通り過ぎ、私は身の毛がよだった。
4:16 それは立ち止まったが、私はその顔だちを見分けられなかった。しかし、その姿は私の目の前にあった。静寂。そして私は次のような声を聞いた。
4:17 「人は神の前に正しくあり得ようか。その造り主の前にきよくあり得ようか。