다니엘 QT22 20201209수【영욕의 역사를 지나며】다니엘 11장1~19

다니엘 11:1-1911:1 내가 또 메대 사람 다리오 원년에 일어나 그를 돕고 강하게 한 일이 있었느니라11:2 이제 내가 참된 것을 네게 보이리라 보라 바사에서 또 세 왕이 일어날 것이요 그 후의 네째는 그들보다 심히 부요할 것이며 그가 그 부요함으로 강하여진 후에는 모든 사람을 격동시켜 헬라국을 칠 것이며11:3 장차 한 능력 있는 왕이 일어나서 큰 권세로 다스리며…

ダニエル QT22 20201209水【栄辱の歴史を通って】ダニエル 11章1-19

ダニエル 11章1-191 ―私はメディヤ人ダリヨスの元年に、彼を強くし、彼を力づけるために立ち上がった。―2 今、私は、あなたに真理を示す。見よ。なお三人の王がペルシヤに起こり、第四の者は、ほかのだれよりも、はるかに富む者となる。この者がその富によって強力になったとき、すべてのものを扇動してギリシヤの国に立ち向かわせる。3 ひとりの勇敢な王が起こり、大きな権力をもって治め、思いのままにふるまう。4 しかし、彼が起こったとき、その国は破れ、天の四方に向けて分割される。それは彼の子孫のものにはならず、また、彼が支配したほどの権力もなく、彼の国は根こぎにされて、その子孫以外のものとなる。5 南の王が強くなる。しかし、その将軍のひとりが彼よりも強くなり、彼の権力よりも大きな権力をもって治める。6 何年かの後、彼らは同盟を結び、和睦をするために南の王の娘が北の王にとつぐが、彼女は勢力をとどめておくことができず、彼の力もとどまらない。この女と、彼女を連れて来た者、彼女を生んだ者、そのころ彼女を力づけた者は、死に渡される。7 しかし、この女の根から一つの芽が起こって、彼に代わり、軍隊を率いて北の王のとりでに攻め入ろうとし、これと戦って勝つ。8 なお、彼は彼らの神々や彼らの鋳た像、および金銀の尊い器を分捕り品としてエジプトに運び去る。彼は何年かの間、北の王から遠ざかっている。9 しかし、北の王は南の王の国に侵入し、また、自分の地に帰る。10 しかし、その息子たちは、戦いをしかけて、強力なおびただしい大軍を集め、進みに進んで押し流して越えて行き、そうしてまた敵のとりでに戦いをしかける。11 それで、南の王は大いに怒り、出て来て、彼、すなわち北の王と戦う。北の王はおびただしい大軍を起こすが、その大軍は敵の手に渡される。12 その大軍を連れ去ると、南の王の心は高ぶり、数万人を倒す。しかし、勝利を得ない。13 北の王がまた、初めより大きなおびただしい大軍を起こし、何年かの後、大軍勢と多くの武器をもって必ず攻めて来るからである。14 そのころ、多くの者が南の王に反抗して立ち上がり、あなたの民の暴徒たちもまた、高ぶってその幻を実現させようとするが、失敗する。15 しかし、北の王が来て塁を築き、城壁のある町を攻め取ると、南の軍勢は立ち向かうことができず、精兵たちも対抗する力がない。16 そのようにして、これを攻めて来る者は、思うままにふるまう。彼に立ち向かう者はいない。彼は麗しい国にとどまり、彼の手で絶滅しようとする。17 彼は自分の国の総力をあげて攻め入ろうと決意し、まず相手と和睦をし、娘のひとりを与えて、その国を滅ぼそうとする。しかし、そのことは成功せず、彼のためにもならない。18 それで、彼は島々に顔を向けて、その多くを攻め取る。しかし、ひとりの首領が、彼にそしりをやめさせるばかりか、かえってそのそしりを彼の上に返す。19 それで、彼は自分の国のとりでに引き返して行くが、つまずき、倒れ、いなくなる。   本文でみ使いは、ペルシアとギリシャのアレクサンダー、その以降に分裂したセレウコス朝とプトレマイオス朝で起こることまで予言しています。 2節でペルシアの富む者がギリシャを打つとなっていますが、この王の名前がヘブライ語ではアハスエロス、ギリシャ名でクセルクセス1世です。死ぬべくは死ぬべしのエステル時代の王であり、このペルシアとギリシアの戦争を扱った映画が映画300です。   クセルクセスは破竹の勢いでアテネとスパルタまで進撃しますが、サラミスの海戦で敗北し、ペルシアに後退しました。だからといってペルシアがその場で滅んだわけではありません。征服戦争からは撤退しましたが、当時ペルシア帝国というのは、都市国家ギリシアとは相手にならないほど大きな帝国でした。しかし、100年を経過するうちに世界秩序は再編されます。今やギリシアが出征してペルシアを打ちます。   3節以降にその予言があります。大きな力を握る人がいますが、その権勢が終わると帝国は分かれ、彼の子孫はその国を引き継ぐことができないということです。この悲運の英雄がアレクサンダーです。アレクサンダーは、確かに紀元前331年にペルシアを征服しました。しかし彼の死後、帝国と家族の悲惨な運命は、み使いの予言どおりになりました。   その中でセレウコス朝は、4つの中で最も広い土地を占めました。南方エジプトを支配していたプトレマイオス王朝がセレウコスのパレスチナ地域を侵略し、その土地のことで両王朝は葛藤し緊張関係に置かれます。本文に王の娘の話が出てくるのは、セレウコス王朝とプトレマイオス朝が一時的に和親し政略結婚をさせたからです。   旧約聖書はペルシアが始まる時に幕を閉じ、新約聖書の幕開けはローマ時代と共に始まります。ですから聖書にギリシアの時代はありません。マラキの最後のページとマタイの最初のページの間にギリシアの時代が入っているのです。   前回セレウコス朝のアンティオコス4世について紹介しましたが、これら近東の歴史の流れを予言する目的は、セレウコス朝から出てくるアンティオコス4世統治時代にユダヤが受ける虐待と宗教弾圧を表すためです。すなわちユダは今解放されて家に帰る最中ですが、ユダヤはまた堕落します。そしてまたギリシアによって苦しみます。ギリシャ時代においてユダヤ社会に出現した宗教既得権がまさにサドカイとパリサイです。   強かった帝国の力も草のように萎れ、信仰も恵みと堕落の間を往来します。その時間が経過してからキリストが来られます。人間の力で自らを救うことができない完全な世界史的な絶望の上にメシアが歴史的に来られるのです。国の浮き沈みと信仰の気まぐれは今も続いていますが、アドベントを過ごす私たちの心はキリストを待ち臨んでいます。