Ⅰ列王記 黙想 【千匹の全焼のささげ物】 20240409(火) 枝川愛の教会 趙鏞吉 牧師 

Ⅰ列王記 3:1~153:1 ソロモンはエジプトの王ファラオと姻戚の関係を結んだ。彼はファラオの娘をめとり、ダビデの町に連れて来て、自分の家と主の家、およびエルサレムの周りの城壁を築き終えるまで、そこにとどまらせた。3:2 当時はまだ、主の御名のために家が建てられていなかったので、民はただ、高き所でいけにえを献げていた。3:3 ソロモンは主を愛し、父ダビデの掟に歩んでいた。ただし、彼は高き所でいけにえを献げ、香をたいていた。3:4 王はいけにえを献げようとギブオンへ行った。そこが最も重要な高き所だったからである。ソロモンはそこの祭壇の上で千匹の全焼のささげ物を献げた。3:5 ギブオンで主は夜の夢のうちにソロモンに現れた。神は仰せられた。「あなたに何を与えようか。願え。」3:6 ソロモンは言った。「あなたは、あなたのしもべ、私の父ダビデに大いなる恵みを施されました。父があなたに対し真実と正義と真心をもって、あなたの御前に歩んだからです。あなたはこの大いなる恵みを父のために保ち、今日のように、その王座に着いている子を彼にお与えになりました。3:7 わが神、主よ。今あなたは私の父ダビデに代わって、このしもべを王とされました。しかし私は小さな子どもで、出入りする術を知りません。3:8 そのうえ、しもべは、あなたが選んだあなたの民の中にいます。あまりにも多くて、数えることも調べることもできないほど大勢の民です。3:9 善悪を判断してあなたの民をさばくために、聞き分ける心をしもべに与えてください。さもなければ、だれに、この大勢のあなたの民をさばくことができるでしょうか。」3:10 これは主のみこころにかなった。ソロモンがこのことを願ったからである。3:11 神は彼に仰せられた。「あなたがこのことを願い、自分のために長寿を願わず、自分のために富を願わず、あなたの敵のいのちさえ願わず、むしろ、自分のために正しい訴えを聞き分ける判断力を願ったので、3:12 見よ、わたしはあなたが言ったとおりにする。見よ。わたしはあなたに、知恵と判断の心を与える。あなたより前に、あなたのような者はなく、あなたの後に、あなたのような者は起こらない。3:13 そのうえ、あなたが願わなかったもの、富と誉れもあなたに与える。あなたが生きているかぎり、王たちの中であなたに並ぶ者は一人もいない。3:14 また、あなたの父ダビデが歩んだように、あなたもわたしの掟と命令を守ってわたしの道に歩むなら、あなたの日々を長くしよう。」3:15 ソロモンが目を覚ますと、見よ、それは夢であった。彼はエルサレムに行き、主の契約の箱の前に立って、全焼のささげ物を献げ、交わりのいけにえを献げ、すべての家来たちのために祝宴を開いた。   ソロモンが千匹の全焼のささげ物をささげた契機で神様に知恵と富と誉れをいただいたことは結論的に事実ですが、それの現在的適用が願い成就のために千日間の決心祈りをし、それが叶えられるということであれば、それは不純な扇動であり、信仰を巫俗的なものと誤解するものです。ソロモンがささげた千匹の全焼のささげ物は千日間毎日ささげたことではなく、数日間にわたって匹の全焼のささげ物をささげたのです。   全焼のいけにえというものは、言葉通りに完全にささげることであって、その動機は神様に最高のものでささげたいとした純粋な礼拝です。ソロモンが丁寧な礼拝をささげたということは確かであります。その以降は夢の話しです。夢の中で礼拝を受け取られた神様がソロモンに何を与えようかと尋ね、ソロモンは民を治める知恵を求めました。正確に言えば、悔しい人がいないように公正な裁判ができる実力を求めました。神様はその願いを聞いて、長寿も、富も、敵のいのちさえ願わず、民のための公儀を求めたことを喜ばれ、富と栄光まで与えることを約束されました。   知恵を求めたら、富と栄光までも与えられたと言われると、私たちは富と栄光にアクセントをつける傾向があります。しかし、実際、ソロモンがしたことは、自分のためには肉一切れ残さずに完全に焼いてささげげる全焼のささげものをもって礼拝したことであり、自分のための知恵ではなく、民のための知恵を求めたことです。すなわち、ソロモンが求めたのは神様への礼拝であり、また政治で実現しなければならない正義でした。ソロモンの千匹の全焼のささげ物の話から礼拝と正義ではない他のことに関心を持ったならば、それは誤解です。   神様がソロモンに約束した祝福は、特別なものではないと思います。最高のものをもって礼拝しようとする汚染されてない宗教、人に対する公平と公義を追い求める政治は、私たちの現実にも切実なものです。この時代にもそれを追い求める人がいるならば、ソロモンの時代でなくても、神様は栄えをもって祝福してくださると思います。問題は宗教と政治が神様の礼拝と人のため公平、公義に関心がなく、富と名誉に関心を置くために主題がぼやけることです。宗教が最善のものをもって神様への礼拝を求め、政治が人を尊ぶならば、その時代には神様の光栄が現れます。

열왕기상 묵상 【일천 번제의 진실】 20240409(화) 에다가와 사랑의교회 조용길 목사

열왕기상 3:1~153:1 솔로몬이 애굽 왕 바로로 더불어 인연을 맺어 그 딸을 취하고 데려다가 다윗성에 두고 자기의 궁과 여호와의 전과 예루살렘 주위의 성이 필역되기를 기다리니라3:2 그 때까지 여호와의 이름을 위하여 전을 아직 건축하지 아니하였으므로 백성들이 산당에서 제사하며3:3 솔로몬이 여호와를 사랑하고 그 부친 다윗의 법도를 행하되 오히려 산당에서 제사하며 분향하더라3:4 이에 왕이 제사하러 기브온으로 가니 거기는 산당이…

Ⅰ列王記 黙想 【ソロモンの新しい皮袋】 20240408(月) 枝川愛の教会 趙鏞吉 牧師 

Ⅰ列王記 2:36~462:36 王は人を遣わしてシムイを呼び寄せ、彼に言った。「エルサレムに自分の家を建て、そこに住むがよい。だが、そこからどこへも出てはならない。2:37 出て行ってキデロンの谷を渡った日には、おまえは必ず死ななければならないと覚悟しておけ。おまえの血の責任はおまえ自身の頭上に降りかかるのだ。」2:38 シムイは王に言った。「よろしゅうございます。しもべは王様のおっしゃるとおりにいたします。」このようにしてシムイは、何日もの間エルサレムに住んだ。2:39 それから三年たったころ、シムイの二人の奴隷が、ガテの王マアカの子アキシュのところへ逃げた。シムイに「あなたの奴隷たちが今、ガテにいる」という知らせがあったので、2:40 シムイはすぐ、ろばに鞍を置き、奴隷たちを捜しにガテのアキシュのところへ行った。シムイは行って、奴隷たちをガテから連れ戻した。2:41 シムイがエルサレムからガテに行って帰って来たことが、ソロモンに知らされた。2:42 すると、王は人を遣わし、シムイを呼び出して言った。「私はおまえに、主にかけて誓わせ、『おまえが出て、どこかへ行った日には、おまえは必ず死ななければならないと覚悟しておけ』と警告しておいたではないか。すると、おまえは私に『よろしゅうございます。従います』と言った。2:43 それなのになぜ、主への誓いと、私がおまえに命じた命令を守らなかったのか。」2:44 王はまたシムイに言った。「おまえは心の中で、自分が私の父ダビデに対して行ったすべての悪をよく知っているはずだ。主はおまえの悪をおまえの頭に返される。2:45 しかし、ソロモン王は祝福され、ダビデの王座は主の前でとこしえまでも堅く立つ。」2:46 王はエホヤダの子ベナヤに命じた。ベナヤは出て行ってシムイを討ち取り、シムイは死んだ。こうして、王国はソロモンによって確立した。   王だからといって、すべてが王の思い通りになるわけではありません。専制君主制においても王権と臣権の競争は歴史上絶たれたことがありません。物理的に力はお互いに牽制しながらバランスを取ります。王といっても、状況に応じて政治的譲歩をしなければならず、支持勢力を確保し、管理しなければなりません。ダビデも同じだったと思います。ダビデは厳しい迫害を経て王になりました。敵は絶えませんでした。そうすればするほどダビデはより強くなりました。あらゆることを経験した人です。そのため、ダビデだけが持つ器の大きさと深さがあります。それは誰も真似できないことです。ソロモンの箴言と伝道者の書には深みのある哲学的、神学的な洞察がありますが、父親のダビデの詩篇で読める底を這うような荒野の霊性はあまり見えません。   ダビデとソロモンの優劣をつけようとするのではなく、各自が持つ根本的なリーダーシップと与えられた時代が違うということを言いたいのです。ダビデは敵までも自分の人にするために、また裏切りの危険を冒しても包容力のあるリーダーシップを見せました。ダビデの心が腐ってこそ、ほんの少しの支持をもらえます。だから、ソロモンにはないです。ダビデの環境と状況を通して後天的に開発されたものだからです。貝が生まれながら真珠をもっているのではなく、苦痛と涙の時間を通して真珠という結晶体が結ばれるように、ダビデの包容のリーダーシップは忍苦の歳月を証します。ダビデは心が腐った分、少しずつ成熟していきました。   ヨアブは実力のある軍人でしたが、ダビデに抗命と越権行為をした人です。抗命してアブネルを殺し、ダビデが息子のアブサロムを殺さないように頼んだにもかかわらず、ためらうことなくアブサロムを殺しました。そのようなヨアブがダビデの晩年まで軍隊の長官だったのは、王権と軍部の牽制と対立でバランスが取れていたからでしょう。政治的においてはヨアブという人物には功と過があると思いますが、第二のサムエル記の23章でダビデの勇士を列挙する時、職責上一番先に出るべきヨアブの名前は最後まで出てきません。ヨアブは王国で地位と勢力を維持しましたが、ダビデの心の中にはすでに消された人です。   今日の本文は、シムイの死を語っています。シムイはダビデがアブサロムの反逆で最も辛い時、自分に呪いをかけた人です。ダビデが乱をおさめ、復帰したので、当然死ぬべき人でしたが、ダビデはシムイを殺しません。越れたメタ認知の所有者であるダビデは、自分の欠点を知っており、それが恥ずかしかったので、自分を非難した人を赦すことを約束しました。しかし、ヨアブとシムイという人は依然としてダビデには危害な人物であり、ダビデは緊張しながら生きなければなりませんでした。それでダビデは、自分は約束を守るためにシムイを殺さなかったのですが、ソロモンには彼を取り除くようにと遺言します。   ソロモンは、アドニヤとヨアブ、シムイを取り除き、王権を強化します。彼らを取り除いたのは、越れた政治的判断です。ダビデが不在の状況で、彼らを生かしておいてソロモンが自分の新しい皮袋を作ることはできません。王権が変わることによって基調が変わったのではありませんが、ソロモンがタイムリーにパラダイムを転換しました。ソロモンはソロモンの時代を生きなければならないからです。若いソロモンにとって、もう父親のダビデ王はいません。最悪のリーダーシップは、状況と現実の理解なしに、以前のリーダーシップをそのまま踏襲することです。ソロモンは父親の時代を理解すると同時に、自分の時代を解釈しなければなりませんでした。彼はもうすでに王です。自分のリーダーシップをもって王権と国家を守らなければなりません。

열왕기상 묵상 【솔로몬의 새 부대】 20240408(월) 에다가와 사랑의교회 조용길 목사

열왕기상 2:36~462:36 왕이 보내어 시므이를 불러서 이르되 너는 예루살렘에서 너를 위하여 집을 짓고 거기서 살고 어디든지 나가지 말라2:37 너는 분명히 알라 네가 나가서 기드론 시내를 건너는 날에는 정녕 죽임을 당하리니 네 피가 네 머리로 돌아가리라2:38 시므이가 왕께 대답하되 이 말씀이 좋사오니 내 주 왕의 말씀대로 종이 그리하겠나이다 하고 이에 날이 오래도록 예루살렘에 머무니라2:39 삼년 후에…