I 列王記 【引継ぎ】 20240405(金) 枝川愛の教会 崔種碩 神学生

I 列王記 2:1-12 2:1 ダビデの死ぬ日が近づいたとき、彼は息子のソロモンに次のように命じた。 2:2 「私は世のすべての人が行く道を行こうとしている。あなたは強く、男らしくありなさい。 2:3 あなたの神、主への務めを守り、モーセの律法の書に書かれているとおりに、主の掟と命令と定めとさとしを守って主の道に歩みなさい。あなたが何をしても、どこへ向かっても、栄えるためだ。 2:4 そうすれば、主は私についてお告げになった約束を果たしてくださるだろう。すなわち『もし、あなたの息子たちが彼らの道を守り、心を尽くし、いのちを尽くして、誠実にわたしの前に歩むなら、あなたには、イスラエルの王座から人が断たれることはない』。 2:5 また、あなたはツェルヤの子ヨアブが私にしたこと、すなわち、彼がイスラエルの二人の軍の長、ネルの子アブネルとエテルの子アマサにしたことを知っている。ヨアブは彼らを虐殺し、平和なときに戦いの血を流し、自分の腰の帯と足のくつに戦いの血をつけたのだ。 2:6 だから、あなたは自分の知恵にしたがって行動しなさい。彼の白髪頭を安らかによみに下らせてはならない。 2:7 しかし、ギルアデ人バルジライの子たちには恵みを施してやり、彼らをあなたの食卓に連ならせなさい。彼らは、私があなたの兄弟アブサロムの前から逃げたとき、私の近くに来てくれたのだから。 2:8 また、あなたのそばに、バフリム出身のベニヤミン人ゲラの子シムイがいる。彼は、私がマハナイムに行ったとき、非常に激しく私を呪った。だが、彼は私を迎えにヨルダン川に下って来たので、私は主にかけて、『おまえを剣で殺すことはない』と彼に誓った。 2:9 しかし今は、彼を咎のない者としてはならない。あなたは知恵の人だから、どうすれば彼の白髪頭を血に染めてよみに下らせられるかが分かるだろう。」 2:10 こうして、ダビデは先祖とともに眠りにつき、ダビデの町に葬られた。 2:11 ダビデがイスラエルの王であった期間は四十年であった。ヘブロンで七年治め、エルサレムで三十三年治めた。 2:12 ソロモンは父ダビデの王座に就き、その王位は確立した。    私たちは仕事をやめる時、今まで自分がしてきたこととそのノーハウを伝える引継ぎを終えることまでが自分の仕事であるという社会的な約束の中で生きています。しかし、これはただ人間が作り上げた効率的な仕事のやり方にとどまらず、神がご自分の子らに命じた一つの命令でもあります。  ダビデは「神の心にかなった者」というタイトルを持っている人で有名です。しかし、ダビデがそのような人になるまでの道は順調ではありませんでした。生命を奪われるかもしれない恐れを感じながら逃げていた時が何度もあり、神様の前に罪を犯してその代償を払わなければならなかった時もありました。そのような経験を通して、ダビデは本当に神の心にかなう者になりました。  ダビデは自分の愛する息子ソロモンにはそのような経験をさせたくないと願っていたはずです。だからこそ、単なる頼み込みの言葉だけではなく、細かい方針までソロモンに残し、彼の信仰の旅のノーハウを伝えたのかもしれません。しかし、ダビデはそれ以上に、神様のことを愛していました。そのため、神様の国を建てていく後継者に徹底的に引継ぎを行ったのではないでしょうか。  聖書はいつも子孫に神様の御言葉を教え、守るように養育することを語っています。そのように私たちを通して伝えられたその信仰は、受けた者たちを救いの道に導いてくれるはずです。私たちもそのことを知っているからこそ、愛する者たちに福音を伝え、信仰を引き継ぐことに忠実に努めているのでしょう。しかし、聖書が信仰の引継ぎを強調するのは、それが単なる私たちの愛する人たちのための働きを越えて、神様のための、神様が喜ぶことでもあるからです。  家族、友人、仲間など、人に福音を伝え、信仰の引き継ぎをしようとする時には、私たちは必ず壁にぶつかってしまいます。その壁の前で、私たちは信仰の引継ぎをあきらめ、その人のことをあきらめてしまうこともあります。人々はいつでも私を失望させることができる存在であり、私もその人々に失望してしまう弱い存在である、たかがその程度の存在であるからです。私たちが彼らを愛せるのは、たかがその程度であるからです。  しかし、神様はどのような方ですか。 私たちを失望させることのない方であり、私たちにこの世の誰も与えられない愛を与えてくださった方であります。だからこそ、私たちもその神様を最後まで信頼することができ、その愛に少しでもならっていくために聖霊によって日々もがきながら生きていくことができます。  信仰の引継ぎは人を愛することだけではできません。神様を愛する故に神様を愛するように彼らを愛せるようになる時、その時にやがて神様のために、そして神様が私たちをあきらめずに愛してくださったように、私たちも彼らをあきらめずに愛することから完全な信仰の引継ぎが行われるでしょう。 https://youtu.be/MR0tW7pWV8Y?si=NS5fiV2K5m6nuF5r

열왕기상 묵상 【인수인계】 20240405(금) 최종석 전도사

열왕기상 2:1-12 2:1 다윗이 죽을 날이 임박하매 그의 아들 솔로몬에게 명령하여 이르되 2:2 내가 이제 세상 모든 사람이 가는 길로 가게 되었노니 너는 힘써 대장부가 되고 2:3 네 하나님 여호와의 명령을 지켜 그 길로 행하여 그 법률과 계명과 율례와 증거를 모세의 율법에 기록된 대로 지키라 그리하면 네가 무엇을 하든지 어디로 가든지 형통할지라 2:4 여호와께서 내…

Ⅰ列王記 黙想 【アノインティング】 20240404(木) 枝川愛の教会 趙鏞吉 牧師 

Ⅰ列王記 1:38~531:38 そこで、祭司ツァドク、預言者ナタン、エホヤダの子ベナヤ、それにクレタ人とペレテ人が下って行き、ソロモンをダビデ王の雌ろばに乗せ、彼を連れてギホンへ行った。1:39 祭司ツァドクは天幕の中から油の角を取って来て、ソロモンに油を注いだ。彼らが角笛を吹き鳴らすと、民はみな、「ソロモン王、万歳」と言った。1:40 民はみな、彼の後に従って上って来た。民が笛を吹き鳴らしながら、大いに喜んで歌ったので、地がその声で裂けた。1:41 アドニヤと、彼とともにいた客はみな、食事を終えたとき、これを聞いた。ヨアブは角笛の音を聞いて言った。「なぜ、都で騒々しい音がするのか。」1:42 彼がまだそう言っているうちに、祭司エブヤタルの子ヨナタンがやって来た。アドニヤは言った。「入れ。おまえは勇敢な男だから、良い知らせを持って来たのだろう。」1:43 ヨナタンはアドニヤに答えた。「いいえ、われらの君、ダビデ王はソロモンを王とされました。1:44 ダビデ王は、祭司ツァドク、預言者ナタン、エホヤダの子ベナヤ、それに、クレタ人とペレテ人をソロモンにつけて送り出されました。彼らはソロモンを王の雌ろばに乗せ、1:45 祭司ツァドクと預言者ナタンが、ギホンで彼に油を注いで王としました。こうして彼らが喜びながら、そこから上って来たので、都が騒々しくなったのです。あなたがたが聞いたあの物音がそれです。1:46 しかも、ソロモンはすでに王の座に就きました。1:47 そのうえ、王の家来たちが来て、『神がソロモンの名をあなたの名よりもすぐれたものとし、その王座をあなたの王座よりも大いなるものとされますように』と、われらの君、ダビデ王に祝福のことばを述べました。すると、王は寝台の上でひれ伏されました。1:48 また、王はこう言われました。『イスラエルの神、主がほめたたえられるように。主は今日、私の王座に就く者を与え、私がこの目で見るようにしてくださった。』」1:49 アドニヤの客たちはみな身震いして立ち上がり、それぞれ帰途についた。1:50 アドニヤもソロモンを恐れて立ち上がり、行って祭壇の角をつかんだ。1:51 そのとき、ソロモンに次のような知らせがあった。「アドニヤはソロモン王を恐れ、祭壇の角をしっかり握って、『ソロモン王がまず、このしもべを剣で殺さないと私に誓ってくださるように』と言っています。」1:52 すると、ソロモンは言った。「彼が立派な人物であれば、その髪の毛一本も地に落ちることはない。しかし、彼のうちに悪が見つかれば、彼は死ななければならない。」1:53 それから、ソロモン王は人を遣わして、アドニヤを祭壇から降ろさせた。アドニヤが来てソロモン王に礼をすると、ソロモンは彼に言った。「家に帰りなさい。」   祭司ツァドクが油の角を取ってソロモンに注いだので、彼が公式的に王位に登極します。 雄羊の角の先端に穴をあければ角ラッパになり、穴をあけなければ油を保管する容器になります。ソロモンはその雄羊の角で油を注がれました。アノインティング(Anointing, 油を注ぐ)は、3つの場合に該当します。王と祭司と預言者を任命する時に、油の注ぎがあります。王は統治、祭司は礼拝、預言者は御言葉です。それでソロモンの油注がれはダビデ王の決断と預言者ナダンと祭司のツァドクによって行われました。   王になると自負していましたが、その場で反逆勢力になったアドニヤの一行は逃走し、アドニヤは急いで祭壇の角を握ります。祭壇の角とは、いけにえの祭壇の四つの角のことです。民数記35章の逃れの町の原理のようなもので、神様に逃げ込むということです。祭壇の角を握ったということは、過失による傷害や致死を犯した場合に、その復讐を恐れて逃げられる道を設けたことで、故意の悪行の場合には該当しない条件付救いの装置です。祭壇の角をしっかり握り、ソロモンが自分を殺さないことを望んでいました。ソロモンは油の角で油を注がれ、アドニヤは祭壇の角を握り、死を免れました。   イエス·キリストには三重職(munus triplex)があります。王と預言者、そして祭司長の職です。ギリシャ語のキリスト(χριστός)は、油注がれだ者という意味です。それは世を治め、御言葉を伝え、礼拝を導くことです。その職はイエス·キリストが聖霊を与えることによって教会の働きと有機的に結合されました。Ⅰヨハネの手紙で使徒ヨハネが語ったオノインティングは教会に対するものです。「あなたがたのうちには、御子から受けた注ぎの油がとどまっているので、だれかに教えてもらう必要はありません。その注ぎの油が、すべてについてあなたがたに教えてくれます。それは真理であって偽りではありませんから、あなたがたは教えられたとおり、御子のうちにとどまりなさい。2:27」   油の角で油を注がれだ救いの逃れ町である教会は、祭壇の角を握った人を救いに導かなければなりません。ただ、神様を騙すことはできません。弱さと悪さは違うからです。罪に苦しみ、救いを求める弱い人間には救いの装置がありますが、神様を利用しようとする邪悪な人間はその救いの対象の中に入りません。真の悔い改めと救いの熱望なしに祭壇を角を握ることはむしろ災いになるのです。アドニヤが祭壇の角を握り、ソロモンはアドニヤを殺すことはしませんが、彼はすぐに他のことで自分の命を落とします。悪い動機はいつでもどこでも結果として現れます。神様を騙すことはできません。恐れをもって祭壇の角を握り、救われようとする人が、油を注されだ教会の救いの働きの中でお会いできることを祈ります。

열왕기상 묵상 【어노인팅】 20240404(목) 에다가와 사랑의교회 조용길 목사

열왕기상 1:38~531:38 제사장 사독과 선지자 나단과 여호야다의 아들 브나야와 그렛 사람과 블렛 사람이 내려가서 솔로몬을 다윗 왕의 노새에 태우고 인도하여 기혼으로 가서1:39 제사장 사독이 성막 가운데서 기름 뿔을 가져다가 솔로몬에게 기름을 부으니 이에 양각을 불고 모든 백성이 솔로몬 왕 만세를 부르니라1:40 모든 백성이 왕을 따라 올라와서 피리를 불며 크게 즐거워하므로 땅이 저희 소리로 인하여 갈라질듯하니1:41…

Ⅰ列王記 黙想 【なぜソロモンなのか】 20240403(水) 枝川愛の教会 趙鏞吉 牧師 

Ⅰ列王記 1:28~371:28 ダビデ王は答えた。「バテ・シェバをここに。」彼女が王の前に来て、王の前に立つと、1:29 王は誓って言った。「主は生きておられる。主は私のたましいをあらゆる苦難から贖い出してくださった。1:30 私がイスラエルの神、主にかけて、『必ずあなたの子ソロモンが私の跡を継いで王となる。彼が私に代わって王座に就く』とあなたに誓ったとおり、今日、必ずそのとおりにしよう。」1:31 バテ・シェバは地にひれ伏して王に礼をし、そして言った。「わが君、ダビデ王様。いつまでも生きられますように。」1:32 それからダビデ王は「祭司ツァドクと預言者ナタン、それにエホヤダの子ベナヤをここに呼べ」と言った。彼らが王の前に来ると、1:33 王は彼らに言った。「おまえたちの主君の家来たちを連れて、私の子ソロモンを私の雌ろばに乗せ、彼を連れてギホンへ下れ。1:34 祭司ツァドクと預言者ナタンは、そこで彼に油を注いでイスラエルの王とせよ。そうして、角笛を吹き鳴らし、『ソロモン王、万歳』と叫べ。1:35 それから彼の後に従って上れ。彼は来て、私の王座に就き、私に代わって王となる。私は彼をイスラエルとユダの君主に任命する。」1:36 エホヤダの子ベナヤが王に答えて言った。「アーメン。王の神、主も、そう言われますように。1:37 主が王とともにおられたように、ソロモンとともにいて、その王座を、わが君ダビデ王の王座よりもすぐれたものとされますように。」   ダビデがナタンとバテ・シェバの願いと説得によってソロモンを次期王と宣言し、王権委任の手続きを始めます。ところが、なぜソロモンなのかと思わずには済みませんでした。アドニヤがソロモンより年上で、当時ダビデの長子に当たります。バテ・シェバの立場では、自分の息子を守るためのものだとしても、ナタンはどのようにして神様の御心がソロモンにあるということを知ったのでしょうか?預言者が祈れば神様が見せてくださるような方式だったのでしょうか?もし神様が預言者に人を見分ける能力を与えたのではないでしょうか?旧約聖書の預言者たちは皆、時代精神を持ち、人物の真偽をわきまえ、国際情勢が判断できるような霊的かつ知的な慧眼を持っていた人でした。   ナサンはダビデと長い時間を共にしました。彼には覚えている歴史があります。Ⅱサムエルの15章を見ると、第1次王子の乱を起こしたアブサロムの話があります。アブサロムが反乱を始める前に城門の前に座ってダビデの代わりに裁判をしながらイスラエル人の民心を得ていました。まず、人々の人気と支持基盤を確保したのです。そして軍事力を準備しました。「アブサロムは自分のために戦車と馬、そして自分の前に走る者五十人を手に入れた。Ⅱサムエル15:1」 父親の権力簒奪のための政治的で軍事的な行動でした。ナタンはその日の危機を覚えていたでしょう。ところが、驚くべきことに、アドニヤも同じありさまです。アドニヤも政治的、軍事的、宗教的支持勢力を準備していました。「ギテの子アドニヤは、「私が王になる」と言って野心を抱き、戦車、騎兵、それに自分の前に走る者五十人を手に入れた。Ⅰ列王記1:5」   しかし、ソロモンはダビデによって決まり、大祭司によって油を注がれる前には政治的状況に登場しません。人気と支持を得るためのいかなる実力行使もしませんでした。ナサンを通してダビデの承認を受けた後、正統性のある王になります。ソロモンの立場でも、その方が神様の御旨を確認する道だったのでしょう。それはダビデが王になるまでの一貫した姿勢でもあります。ナサンはダビデがサウルに対して自分の力を使わなかったことを覚えています。王というのは、民をだまし、支持を得、軍事の力で自らのぼる位ではありません。神様が選ばれ、預言者によって油注がなければなりません。ナサンは王子たちの中で誰が王になるべきかは分別していたわけです。そこで、ナサンはアドニヤの政治的活動が始まると、それを阻止してソロモンを擁立しました。預言者のフィルターをくぐると、なぜソロモンなのか、なぜアドニヤではなかったのが分かってくると思います。

열왕기상 묵상 【왜 솔로몬인가】 20240403(수) 에다가와 사랑의교회 조용길 목사

열왕기상 1:28~371:28 다윗 왕이 명하여 가로되 밧세바를 내 앞으로 부르라 하매 저가 왕의 앞으로 들어와 그 앞에 서는지라1:29 왕이 가로되 내 생명을 모든 환난에서 구원하신 여호와의 사심을 가리켜 맹세하노라1:30 내가 이전에 이스라엘 하나님 여호와를 가리켜 네게 맹세하여 이르기를 네 아들 솔로몬이 정녕 나를 이어 왕이 되고 나를 대신하여 내 위에 앉으리라 하였으니 내가 오늘날 그대로…

Ⅰ列王記 黙想 【ナタン·フォロワーシップ】 20240402(火) 枝川愛の教会 趙鏞吉 牧師 

Ⅰ列王記 1:11~27 1:11 そこで、ナタンはソロモンの母バテ・シェバにこう言った。「われらの君ダビデが知らないうちに、ハギテの子アドニヤが王になったことを、あなたは聞いていないのですか。 1:12 さあ今、あなたに助言をしますから、自分のいのちと、自分の子ソロモンのいのちを救いなさい。 1:13 すぐにダビデ王のもとに行って、『王様。あなたは、このはしために、「必ずあなたの子ソロモンが私の跡を継いで王となる。彼が私の王座に就く」と誓われたではありませんか。それなのに、なぜアドニヤが王となったのですか』と言いなさい。 1:14 あなたがまだそこで王と話している間に、私もあなたの後から入って行って、あなたのことばが確かであることを保証しましょう。」 1:15 バテ・シェバは寝室の王のもとに行った。王は非常に年老いていて、シュネム人の女アビシャグが王に仕えていた。 1:16 バテ・シェバがひざまずいて、王に礼をすると、王は「何の用か」と言った。 1:17 彼女は答えた。「わが君。あなたは、あなたの神、主にかけて、『必ずあなたの子ソロモンが私の跡を継いで王となる。彼が私の王座に就く』と、このはしためにお誓いになりました。 1:18 それなのに今、ご覧ください、アドニヤが王となっています。王様、あなたはそれをご存じではないのです。 1:19 彼は、雄牛や肥えた家畜や羊をたくさん、いけにえとして献げ、王のすべてのお子様と、祭司エブヤタル、それに軍の長ヨアブを招いたのに、あなたのしもべソロモンは招きませんでした。 1:20 王様。王様の跡を継いで王座に就くのはだれと告げられるのかと、今や、全イスラエルの目はあなたの上に注がれています。 1:21 このままですと、王様がご先祖とともに眠りにつかれるとき、私と私の子ソロモンは罪ある者と見なされるでしょう。」 1:22 彼女がまだ王と話しているうちに、預言者ナタンが入って来た。 1:23 家来たちは、「預言者ナタンが参りました」と言って王に告げた。彼は王の前に出て、地にひれ伏し、王に礼をした。 1:24 ナタンは言った。「王よ。あなたは『アドニヤが私の跡を継いで王となる。彼が私の王座に就く』とおっしゃったのでしょうか。 1:25 実は今日、彼は下って行って、雄牛や肥えた家畜や羊をたくさん、いけにえとして献げ、王のお子様すべてと、軍の長たち、そして祭司エブヤタルを招きました。彼らは彼の前で食べたり飲んだりしながら、『アドニヤ王、万歳』と叫びました。 1:26 しかしあなたのしもべのこの私や、祭司ツァドク、エホヤダの子ベナヤ、それに、あなたのしもべソロモンは招きませんでした。 1:27 このことは、王から出たことなのですか。あなたは、だれが王の跡を継いで王座に就くのかを、このしもべに告げておられません。」 アドニヤ問題で政治的危機が発生すると、預言者ナタンが登場します。ナタンはダビデが若い頃にサウルの迫害を受けていた時から一緒にいた預言者です。ダビデが王になった後、部下の妻バテ・シェバと不倫を犯し、それを隠すためにバテ・シェバの夫であり、ダビデの忠臣であるウリヤを殺した時、ダビデにその罪を指摘した人がナタンです。ナタンはダビデに一つのお話を聞かせてあげました。ある金持ちが自分のお客さんをもてなす時に、自分の羊がもったいなくて、貧しい人のたった一匹だけの雌羊を奪ってお客さんをおもてなししたというけしからん話を告発したのです。その話を聞いたダビデが金持ちに怒ると、ナタンはその悪い者がまさにあなただと言ったわけです。 ナタンは王の罪を指摘する勇気ある預言者であったと同時に、ダビデに自分を客観的に発見させるような知恵を持った預言者でした。ナタンがその時ダビデが納得できるように罪を指摘して責めなかったならばダビデはその時に滅び、再起できなかったでしょう。幸い、ダビデはナタンの懲らしめから自分の罪に気づき、悔い改めました。それでダビデはナタンを霊的に信頼していたし、ナタンもたとえ罪を犯しましたが、悔い改め、立ち返ることのできる勇気を持ったダビデを信頼していたのでしょう。ナタンの予言どおり、ダビデは自分の家庭で起きる苦しいことに遭いながら生きなければならなかったし、ナタンもそれを見守りながら生きてきたと思います。 晩年のダビデ、王位継承問題が重要なイシューになった時、神様の預言者であり、ユダを愛するナタンがもう一度介入します。バテ・シェバ事件では王に恐ろしい指摘と呪いに近い叱責をしましたが、今は王の気持ちを察する一方、バテ・シェバの感情を整えながら彼女を導き、王位継承の重要な役割を果たします。結果的にアドニヤを排除してソロモンが王になれるように助け、ユダヤの政治を安定させる役割をします。現代社会は、人の役割が部品化され、消極的で受け身になりつつあると感じています。そんな時代に状況を素早く判断し、大乗的目標のための知恵と勇気と実力を持った人は、どれほど大切な存在でしょうか?共同体は時によって危機を迎えますが、ナタンのようなフォロワーシップがあって危機を克服するでしょう。

열왕기상 묵상 【나단 팔로워십】 20240402(화) 에다가와 사랑의교회 조용길 목사

열왕기상 1:11~271:11 나단이 솔로몬의 모친 밧세바에게 고하여 가로되 학깃의 아들 아도니야가 왕이 됨을 듣지 못하였나이까 우리 주 다윗은 알지 못하시나이다1:12 이제 나로 당신의 생명과 당신의 아들 솔로몬의 생명 구원할 계교 베풀기를 허락하소서1:13 당신은 다윗왕 앞에 들어가서 고하기를 내 주 왕이여 전에 왕이 계집종에게 맹세하여 이르시기를 네 아들 솔로몬이 정녕 나를 이어 왕이 되어 내 위에…

Ⅰ列王記 黙想 【老ダビデのうめき声】 20240401(月) 枝川愛の教会 趙鏞吉 牧師 

Ⅰ列王記 1:1~10 1:1 ダビデ王は年を重ねて老人になっていた。そのため衣をいくら着せても温まらなかった。 1:2 家来たちは王に言った。「王のために一人の若い処女を探し、御前に仕えて世話をするようにし、王の懐に寝させて王が温まるようにいたしましょう。」 1:3 こうして彼らは、イスラエルの国中に美しい娘を探し求め、シュネム人の女アビシャグを見つけて、王のもとに連れて来た。 1:4 この娘は非常に美しかった。彼女は王の世話をするようになり、彼に仕えたが、王は彼女を知ることがなかった。 1:5 ときに、ハギテの子アドニヤは、「私が王になる」と言って野心を抱き、戦車、騎兵、それに自分の前に走る者五十人を手に入れた。 1:6 彼の父は、「おまえは、どうしてこんなことをしたのか」と言って、彼のことで心を痛めたことは一度もなかった。そのうえ、彼は非常に体格も良く、アブサロムの次に生まれた子であった。 1:7 彼がツェルヤの子ヨアブと祭司エブヤタルに相談をしたので、彼らはアドニヤを支持するようになった。 1:8 しかし、祭司ツァドクとエホヤダの子ベナヤと預言者ナタン、それにシムイとレイ、およびダビデの勇士たちは、アドニヤにくみしなかった。 1:9 アドニヤは、エン・ロゲルの近くにあるゾヘレテの石のそばで、羊、牛、肥えた家畜をいけにえとして献げ、王の息子たちである自分のすべての兄弟たちと、王の家来であるユダのすべての人々を招いた。 1:10 しかし、預言者ナタン、ベナヤ、勇士たち、そして自分の兄弟ソロモンは招かなかった。     ダビデが老いて衰えました。ユダ政府はダビデ王のために美しい処女のアビシャグを選び、ダビデに仕えさせました。その頃、ダビデは政治的危機に直面します。アブサロムに続いて、もう一度息子が反逆を起こしたからです。老いた王に向けて反逆を起こしたということは、次期王権に決まっていないもう一人の王子による乱ということでしょう。     ダビデはソロモンを次期王に内定しており、権力欲を持ったアビシャグが軍部の実力者のヨアブと祭司長のエブヤタルとともに軍隊を動員して反乱を起こしたのです。反乱を謀議したヨアブとエブヤタルは、二人ともダビデに大きなお世話になった人々です。ダビデには息子の裏切りに劣らない大きな裏切りだったと思います。     ダビデの老年の人生が平和であれば良かったと思いますが、ダビデはまたひどい目にあわなければなりません。子どもが親を相手に反乱を起こすことを繰り返して受けたので、ダビデの心がどれほど痛かったのでしょうか?確かに、政治と権力の世界では、親子の間でも刃傷沙汰におよびます。権力を貪るためでもありますが、権力の世界の中に入れば、それはすでに生存の問題になり、権力を奪われると政敵にやられるので、嘘も、欺瞞も、裏切りも、暴力も、生き残るための必死の努力です。     若いダビデが権力に酔っている時、部下の妻バテ・シェバを貪ったことからダビデの人生には大きな屈折が生じました。その代価としてダビデの家に剣が離れないと言われた予言は、実際となり、ダビデは自分の家庭史の中で血の涙を流さなければなりませんでした。晩年のアドニヤの反逆も、まだ終わっていないダビデ家の剣という責任の現在進行形です。     ダビデは若くて美しいアビシャグと寝ることはしなかったと言いました。老いて力がないからと思われるかもしれませんが、実はそうではなかったと思います。性欲とは、生殖機能ではなく、脳の機能です。気力がなかったからではなく、老年のダビデには悔恨があったので謹慎したことでしょう。それが神様の前でどれほど大きな罪であり、隣人をどれほど苦しめたことかを懺悔したためだと思います。ダビデは悔恨の謹慎をしますが、子どもの問題についてはできることが何一つありませんでした。