사무엘상 묵상35【아둘람 리더십】230313(월) 에다가와 사랑의 교회

사무엘상 22:1~1022:1 그러므로 다윗이 그곳을 떠나 아둘람 굴로 도망하매 그 형제와 아비의 온 집이 듣고는 그리로 내려가서 그에게 이르렀고22:2 환난 당한 모든 자와 빚진 자와 마음이 원통한 자가 다 그에게로 모였고 그는 그 장관이 되었는데 그와 함께 한 자가 사백명 가량이었더라22:3 다윗이 거기서 모압 미스베로 가서 모압 왕에게 이르되 하나님이 나를 위하여 어떻게 하실 것을…

Ⅰサムエル 黙想34【執着が生み出す怒り】230309(木) 枝川愛の教会

Ⅰサムエル 20:24~3420:24 ダビデは野に隠れた。新月祭になって、王は食事の席に着いた。20:25 王は、いつものように自分の席、つまり壁寄りの席に着いた。ヨナタンはその向かい側、アブネルはサウルの横の席に着いたが、ダビデの席は空いていた。20:26 しかし、その日、サウルは何も言わなかった。「思わぬことが起こって身を汚したのだろう。きっと汚れているためだろう」と思ったからであった。20:27 しかし、その翌日、新月祭の二日目にも、ダビデの席は空いていた。サウルは息子のヨナタンに言った。「どうしてエッサイの子は、昨日も今日も食事に来なかったのか。」20:28 ヨナタンはサウルに答えた。「ベツレヘムへ行かせてくれと、ダビデが私にしきりに頼みました。20:29 『どうか、私を行かせてください。氏族の祝宴がその町であります。長兄が命じているのです。今、あなたのご好意を得ているなら、どうか私を行かせて、兄弟たちに会わせてください』と言ったのです。それで彼は王の食卓に来ていないのです。」20:30 サウルはヨナタンに怒りを燃やして言った。「この邪悪な気まぐれ女の息子め。おまえがエッサイの子に肩入れし、自分を辱め、母親の裸の恥をさらしているのを、この私が知らないとでも思っているのか。20:31 エッサイの子がこの地上に生きているかぎり、おまえも、おまえの王位も確立されないのだ。今、人を遣わして、あれを私のところに連れて来い。あれは死に値する。」20:32 ヨナタンは父サウルに答えて言った。「なぜ、彼は殺されなければならないのですか。何をしたというのですか。」20:33 すると、サウルは槍をヨナタンに投げつけて撃ち殺そうとした。それでヨナタンは、父がダビデを殺そうと決心しているのを知った。20:34 ヨナタンは怒りに燃えて食卓から立ち上がり、新月祭の二日目には食事をとらなかった。父がダビデを侮辱したので、ダビデのために悲しんだからである。   ダビデの予想通り、サウルがダビデの欠席に怒り、ダビデを殺そうとしていることをヨナタンは目撃します。サウルはその過程でヨナタンに怒ります。自分の息子と妻のヨナたンと彼の母親を卑下し、出生を呪うような悪口を浴びせます。ヨナタンがダビデを擁護したという理由です。ダビデを殺してこそ、次の王に継ぐヨナタンの王位が安全であるということです。ヨナタンがサウルにダビデが死ぬほど罪を犯したことがないと話すと、自分の息子であるヨナタンにも槍を投げようとしました。   サウルがヨナタンを愛していないわけではないと思います。サウルはヨナタンの王位を心配しています。しかし、サウルの執着は怒りと言語を節制ができず、それによって最も近い人との信頼と関係を崩しています。歪んだ執着が怒りを生み、その怒りが人格を破壊します。ヨナタンは父親のサウルのダビデに対する病的な憎悪を知り、ダビデが可哀想で、悲しみます。   昨日の水曜読書会で「欲望を節制する」ということと「自分を信じずに神様を信頼する」という内容を読んで一緒に話し合いました。欲望と執着と自己崇拝というのは、人間のやむを得ない運動方向であり、それを制御できるのは神様の御言葉しかありません。止まって神様の御言葉の前で考えを喚起し、人生の方向を転換しなければ執着していた方向に狂ったように走り、怒り、言語と人格と人生が壊れることになります。   ふと、私が怒るすべての瞬間の感情的背景に執着があることに気づきました。無関心であることには怒りません。執着を捨てられなければ人間が壊れます。訪れた春には心にもミニマリズムをしなければならないと思います。花のつぼみがほころびる季節には、しばらくは立ってそれを眺めなければなりません。それさえできない忙しさは離脱した疾走です。御言葉の前に止まって離脱した方向性を正さなければならないと思います。

사무엘상 묵상34【집착이 낳은 분노】230309(목) 에다가와 사랑의 교회

사무엘상 20:24~3420:24 다윗이 들에 숨으니라 월삭이 되매 왕이 앉아 음식을 먹을 때에20:25 왕은 평시와 같이 벽 곁 자기 자리에 앉았고 요나단은 섰고 아브넬은 사울의 곁에 앉았고 다윗의 자리는 비었으나20:26 그러나 그 날에는 사울이 아무 말도 아니하였으니 이는 생각하기를 그에게 무슨 사고가 있어서 부정한가보다 정녕히 부정한가보다 하였음이더니20:27 이튿날 곧 달의 제 이일에도 다윗의 자리가 오히려 비었으므로…

Ⅰサムエル 黙想33【ヨナタンの視線】230308(水) 枝川愛の教会

Ⅰサムエル 20:12~2320:12 ヨナタンはダビデに言った。「イスラエルの神、主にかけて誓います。明日かあさっての今ごろまでに、父がダビデに対して寛大であるかを探ってみます。寛大でなければ、必ず人を遣わして、あなたの耳に入れます。20:13 もし父が、あなたに害を加えようと思っているのに、それをあなたの耳に入れず、あなたを無事に逃がさなかったなら、主がこのヨナタンを幾重にも罰せられますように。主が父とともにおられたように、あなたとともにおられますように。20:14 もし私がこれ以上生きるべきではないのなら、あなたは、主の恵みを私に施して、私が死ぬことのないようにする必要はありません。20:15 しかし、あなたの恵みを私の家からとこしえに断たないでください。主がダビデの敵を地の面から一人残らず断たれるときにも。」20:16 ヨナタンはダビデの家と契約を結んだ。「主がダビデの敵に血の責めを問われますように。」20:17 ヨナタンは、ダビデに対する愛のゆえに、もう一度ダビデに誓わせた。ヨナタンは、自分を愛するほどにダビデを愛していたからである。20:18 ヨナタンはダビデに言った。「明日は新月祭です。あなたの席が空くので、あなたがいないことが分かるでしょう。20:19 三日目に、日が暮れてから、あの事件の日に隠れた場所に行って、エゼルの石のそばにいてください。20:20 私は的を射るように、三本の矢をそのあたりに放ちます。20:21 私が子どもを遣わして、『行って、矢を見つけて来い』と言い、もし子どもに『それ、矢はおまえのこちら側にある。それを取って来い』と言ったら、出て来てください。主は生きておられます。あなたは安全で、何事もありませんから。20:22 しかし、私が少年に『それ、矢はおまえの向こう側だ』と言ったら、行ってください。主があなたを去らせるのです。20:23 私とあなたが交わしたことばについては、主が私とあなたの間の永遠の証人です。」   ヨナタンは、サウルがダビデを殺そうとする殺意が確認できれば、野原に隠れていたダビデに矢を合図し、逃げられるようにすると約束します。そして、神様がダビデの敵を退け、次の王は自分ではなく、ダビデになるという予言をします。その時、サウルのゆえに復讐せず、自分の家族を守ってくれることを願いします。   ヨナタンは次の王が誰かをよく知っていました。ヨナタンの予言であり、分別であり、先見です。もしヨナタンがサウルのように権力に執着する人だったら、ヨナタンがサウルより先にダビデを殺したかも知れません。ヨナタンはお王子で、次の王は自分に決まっているからです。しかし、神様がダビデを王にされたことをヨナタンは明確に知っており、それを認めています。素晴らしいです。そして、その約束を最後まで守りきったダビデの器も素晴らしいです。   アイロニですが、サムエルもダビデも子どもの問題で苦労しましたが、暴君であり、狂人だったサウルの子ヨナタンは非常に良い人です。権力を貪り、殺し合い歴史の中でヨナタンのような人をなかなか見つけられません。人はお金と力が与えらると一様にそれに執着し、裏切ります。その中で、自分は後に退き、神様の御旨を知り、人を上に立たせることができる人は、何かを勝ち取る人よりも美しく、素晴らしいです。神様の視点からダビデを見るヨナタンの視線が私にもあればと思いました。

사무엘상 묵상33【요나단의 시선】230308(수) 에다가와 사랑의 교회

사무엘상 20:12~2320:12 요나단이 다윗에게 이르되 이스라엘의 하나님 여호와께서 증거하시거니와 내가 내일이나 모레 이맘때에 내 부친을 살펴서 너 다윗에게 대한 의향이 선하면 내가 보내어 네게 알게 하지 않겠느냐20:13 그러나 만일 내 부친이 너를 해하려 하거늘 내가 이 일을 네게 알게 하여 너를 보내어 평안히 가게 하지 아니하면 여호와께서 나 요나단에게 벌을 내리시고 또 내리시기를 원하노라 여호와께서…

Ⅰサムエル 黙想32【ダビデとヨナタン】230307(火) 枝川愛の教会

Ⅰサムエル 20:1~1120:1 ダビデはラマのナヨテから逃げて、ヨナタンのもとに来て言った。「私があなたの父上の前に何をし、私にどんな咎があり、どんな罪があるというのですか。父上が私のいのちを求めておられるとは。」20:2 ヨナタンは彼に言った。「とんでもないことです。あなたが死ぬはずはありません。父は、事の大小を問わず、私の耳に入れずに何かをするようなことはありません。どうして父が、このことを私に隠さなければならないでしょうか。そんなことはありません。」20:3 ダビデはなおも誓って言った。「父上は、私があなたのご好意を受けていることを、よくご存じです。『ヨナタンが悲しまないように、このことを知らせないでおこう』と思っておられるのです。けれども、主は生きておられます。あなたのたましいも生きておられます。私と死の間には、ほんの一歩の隔たりしかありません。」20:4 ヨナタンはダビデに言った。「あなたの言われることは、何でもあなたのためにします。」20:5 ダビデはヨナタンに言った。「明日はちょうど新月祭で、私は王と一緒に食事の席に着かなければなりません。でも、私を行かせて、三日目の夕方まで、野に隠れさせてください。20:6 もし、父上が私のことをとがめたら、おっしゃってください。『ダビデは自分の町ベツレヘムへ急いで行きたいと、しきりに頼みました。あそこで彼の氏族全体のために、年ごとのいけにえを献げることになっているからです』と。20:7 もし父上が『良し』とおっしゃれば、あなたのしもべは安全です。もし激しくお怒りになれば、私に害を加える決心をしておられると思ってください。20:8 どうか、このしもべに真実を尽くしてください。主に誓って、しもべと契約を結んでくださったのですから。もし私に咎があれば、あなたが私を殺してください。どうして父上のところにまで、私を連れ出す必要があるでしょうか。」20:9 ヨナタンは言った。「とんでもないことです。父があなたに害を加える決心をしていることが確かに分かったら、あなたに知らせないでおくはずはありません。」20:10 ダビデはヨナタンに言った。「もし父上が厳しい返事をなさったら、だれが私に知らせてくださいますか。」20:11 ヨナタンはダビデに言った。「野に出ましょう。」それで、二人は野に出た。   ダビデがラマのナヨテを抜け出した後、サウルの息子、すなわち王子であり、自身の友人であるヨナタンのところに行きます。ダビデはヨナタンに自分の無罪を訴え、助けを求めます。ヨナタンは父親のサウルがダビデにそんなことをするはずがないと思っていますが、もしそれが事実ならダビデを助けると約束します。したがってダビデはヨナタンにサウルが自分を殺そうとしているという殺意の真偽を知らせ、事件の深刻性を理解させなければなりませんでした。   ダビデはヨナタンに確認方法を提案します。毎月初日にいる王と臣下たちが食事にダビデが参加しないことにします。その時、サウルがダビデの欠席の理由を尋ね、それによってサウル怒るならば、それはすでにサウルが食事会を通してダビデを殺そうとする意図を持っていたと見なすことにします。   ダビデは自分の無罪をもう一度強調し、ヨナタンはダビデが悔しい目に遭わせないようにすると約束します。ダビデはサウルに追われていますが、今どこにも頼るところがありません。サムエルもサウルの軍事的権力の前ではダビデを保護する力がありません。ダビデが最後の訴えをし、保護を求めたところは、サウルの子、ヨナタンでした。もしかしたら、最も危険なところだったかもしれません。   しかし、ヨナダンがサウルがダビデを殺そうとしている殺害意図が分かり、父親のサウルの実体が分かれば、ダビデを助けることを通して彼らの友情の真偽が分かります。利益や関係の側に立ち、自分を欺かずに真実と信義の側に立つヨナタンがいて、罠に陥ったダビデの唯一の縄になってくれます。親しいから友ではなく、真実だから友です。「うちら」の側に立たず、「神様」の側に立ちたいと願います。

사무엘상 묵상32【다윗과 요나단】230307(화) 에다가와 사랑의 교회

사무엘상 20:1~1120:01 다윗이 라마 나욧에서 도망하여 와서 요나단에게 이르되 내가 무엇을 하였으며 내 죄악이 무엇이며 네 부친 앞에서 나의 죄가 무엇이관대 그가 내 생명을 찾느뇨20:02 요나단이 그에게 이르되 결단코 아니라 네가 죽지 아니하리라 내 부친이 대소사를 내게 알게 아니하고는 행함이 없나니 내 부친이 어찌하여 이 일은 내게 숨기리요 그렇지 아니하니라20:03 다윗이 또 맹세하여 가로되 내가…

Ⅰサムエル 黙想31【ラマのナヨテ】230306(月) 枝川愛の教会

Ⅰサムエル 19:18~2419:18 ダビデは逃げて、難を逃れ、ラマのサムエルのところに来た。そしてサウルが自分にしたこと一切をサムエルに告げた。彼とサムエルは、ナヨテに行って住んだ。19:19 するとサウルに「ダビデは、なんとラマのナヨテにいます」という知らせがあった。19:20 サウルはダビデを捕らえようと、使者たちを遣わした。彼らは、預言者の一団が預言し、サムエルがその監督をする者として立っているのを見た。神の霊がサウルの使者たちに臨み、彼らもまた、預言した。19:21 このことをサウルに告げる者がいたので、彼はほかの使者たちを遣わしたが、彼らもまた、預言した。サウルはさらに三度目の使者たちを遣わしたが、彼らもまた、預言した。19:22 サウル自身もラマに来た。彼はセクにある大きな井戸まで来て、「サムエルとダビデはどこにいるか」と尋ねた。すると、「今、ラマのナヨテにいます」という答えが返ってきた。19:23 サウルはそこへ、ラマのナヨテへ出て行った。彼にも神の霊が臨んだので、彼は預言しながら歩いて、ラマのナヨテまで来た。19:24 彼もまた衣類を脱ぎ、サムエルの前で預言し、一昼夜、裸のまま倒れていた。このために、「サウルも預言者の一人なのか」と言われるようになった。   サウルに追われていたダビデはラマのナヨテに行ってサムエルに保護を要請します。ラマのナヨテはサムエルが運営していた預言者学校です。ダビデはサムエルに避難しましたが、サウルはサムエルの根拠地まで兵士を送ってダビデを捕まえようとしました。ところがダビデを捕まえに来た兵士たちがラマのナヨテで神の霊が臨み、預言することが起こります。サウルが兵士を3回送りましたが、みなダビデを捕まえることができず、神の霊にとらわれて帰ってきました。怒りを覚えたサウルが直接軍隊を率いてラマのナヨテに行きます。ところが、近今度はサウルにも神が臨んで預言し、一昼夜、裸のまま倒れていました。   霊的な雰囲気というのは伝わるもので、恵まは伝染します。1907年の平壌大リバイバルの際に悔い改め運動が起こるということを聞いた警官が、誰が何の罪を犯したのかを盗み聞きするために集会に密かに参加しましたが、警官が自分の罪を悔い改め、イエス・キリストを信じることがありました。恵みの空気の中で息をつけることで恵みの中に入ってきます。祈りが積もったところ、礼拝が積み重ねられたところ、聖霊霊がおられるところには溶鉱炉のように悪い思いまでも溶け込ませるます。   イソップ寓話の太陽と風の話のように、サウルからダビデを守る神様は、サウル軍隊とサウルに失敗ではなく、恵みを与えました。どのような目的で教会に入ってきたとしても、教会に入ってきたら恵まれ、神様に出会うことです。真剣な礼拝、聖徒の交わり、献身的な奉仕があれば、人々は共同体の恵みに伝染していきます。 枝川がサウルを恵みの中に溶かしたラマのナヨテになることを願います。      

사무엘상 묵상31【라마 나욧】230306(월) 에다가와 사랑의 교회

사무엘상 19:18~2419:18 다윗이 도피하여 라마로 가서 사무엘에게로 나아가서 사울이 자기에게 행한 일을 다 고하였고 다윗과 사무엘이 나욧으로 가서 거하였더라19:19 혹이 사울에게 고하여 가로되 다윗이 라마 나욧에 있더이다 하매19:20 사울이 다윗을 잡으려 사자들을 보내었더니 그들이 선지자 무리의 예언하는 것과 사무엘이 그들의 수령으로 선 것을 볼 때에 하나님의 신이 사울의 사자들에게 임하매 그들도 예언을 한지라19:21 혹이 그것을…

Ⅰサムエル 黙想30【サウルの婿になったダビデ】230303(金) 枝川愛の教会

Ⅰサムエル 18:17~3018:17 サウルはダビデに言った。「これは、私の上の娘メラブだ。これをおまえの妻として与えよう。ただ、私のために勇敢にふるまい、主の戦いを戦ってくれ。」サウルは、自分の手を下さないで、ペリシテ人に手を下させよう、と思ったのである。18:18 ダビデはサウルに言った。「私は何者なのでしょう。私の家族、私の父の氏族もイスラエルでは何者なのでしょう。私が王の婿になるとは。」18:19 ところが、サウルの娘メラブをダビデに与えるというときになって、彼女はメホラ人のアデリエルに妻として与えられた。18:20 サウルの娘ミカルはダビデを愛していた。そのことがサウルに告げられた。そのことは、サウルの目には良いことに思えた。18:21 サウルは、「ミカルを彼にやろう。ミカルは彼にとって罠となり、ペリシテ人の手が彼に下るだろう」と思った。そして、サウルはもう一度ダビデに言った。「今日こそ、おまえは婿になるのだ。」18:22 サウルは家来たちに命じた。「ダビデにひそかにこう告げなさい。『ご覧ください。王はあなたが気に入り、家来たちもみな、あなたを愛しています。今、王の婿になってください。』」18:23 サウルの家来たちは、このことばをダビデの耳に入れた。ダビデは言った。「王の婿になるのがたやすいことに見えるのか。私は貧しく、身分の低い者だ。」18:24 サウルの家来たちは、ダビデがこのように言っています、と言ってサウルに報告した。18:25 サウルは言った。「ダビデにこう言うがよい。王は花嫁料を望んではいない。ただ王の敵に復讐するため、ペリシテ人の陽の皮百だけを望んでいると。」サウルは、ダビデをペリシテ人の手で倒そうと考えていた。18:26 サウルの家来たちはこのことばをダビデに告げた。王の婿になることは、ダビデの目には良いことに思えた。そこで、期限が過ぎる前に、18:27 ダビデは立って、部下と出て行き、ペリシテ人二百人を討って、その陽の皮を持ち帰った。こうしてダビデは、王の婿になるために、王に対して約束を果たした。サウルは娘ミカルを妻としてダビデに与えた。18:28 サウルは、主がダビデとともにおられ、サウルの娘ミカルがダビデを愛していることを見、また知った。18:29 サウルは、ますますダビデを恐れた。サウルはずっと、ダビデの敵となった。18:30 ペリシテ人の首長たちが出陣して来たが、彼らが出て来るたびに、ダビデはサウルの家来たちのすべてにまさる戦果をあげ、彼の名は大いに尊ばれた。   サウルがダビデを殺すために政略的に娘を利用します。自分の長女のメラプを妻にあげると言いますが、サウルがダビデを婿にしたかったわけではなく、それを餌にダビデを殺す計画を立てていたのです。ペリシテはダビデがサウルの婿になったとすれば、より集中的にダビデを倣うはずです。しかし、サウルはすでに正気ではありませんでした。ダビデと結婚を約束した日が近づいてくると、サウルは長女のメラプを他の人と結婚させてしまいます。   そんな中、サウルの次女ミカルはダビデを恋していましした。メラプとの結婚が実現できなかったので、父親のサウルにダビデと結婚させてほしいとせがみます。これにサウルはミカルを通してダビデを殺すことを考えます。ダビデはサウルの娘を結婚することが気が進まず断りますが、露骨に無視することはできないわけです。サウルはダビデに自分の娘と結婚する条件で、ペリシテ人100人を殺してそこ証拠を持ってくるように言います。ダビデを敵陣に送り込む、殺そうとする計略でした。しかし、ダビデは死なず、ペリシテ人200人を殺し、その証拠を持って帰ってきます。   サウルはこれらを見て神様がダビデと共におられるということに気づきます。しかし、それでもダビデを敵対します。これより愚かなことがあるでしょうか。神様と共にする人を憎んで嫌って対敵することは、神様を憎んで嫌って対敵することです。自分の口で神様がダビデと共にするのを見たと言いながら、それを敵対し憎むのです。   ダビデも後日権力に酔って自分の忠誠な部下を殺します。サウルがダビデを殺そうとした全く同じ方法で殺しました。忠臣を危険な敵陣に送り、死なせたのです。完璧な善と悪とはありません。常に混在しています。ダビデは永遠に善で、サウルは永遠に悪のようですが、その中を覗いてみると人間は皆同じです。善良な人間と邪悪な人がいるのではなく、善良な時があり、邪悪な時があります。目覚めて善良なところ、信仰のところ、人らしいところに絶えず移していかなければなりません。