출애굽기 QT6 210410토【나는 스스로 있는 자니라】출애굽기 3장 13~22

출애굽기 3장 13~223:13 모세가 하나님께 고하되 내가 이스라엘 자손에게 가서 이르기를 너희 조상의 하나님이 나를 너희에게 보내셨다 하면 그들이 내게 묻기를 그의 이름이 무엇이냐 하리니 내가 무엇이라고 그들에게 말하리이까3:14 하나님이 모세에게 이르시되 나는 스스로 있는 자니라 또 이르시되 너는 이스라엘 자손에게 이같이 이르기를 스스로 있는 자가 나를 너희에게 보내셨다 하라3:15 하나님이 또 모세에게 이르시되 너는…

出エジプト記 QT5 20210409金【あなたの履き物を脱げ】出エジプト 3章 1~12

出エジプト記 3章 1~123:1 モーセは、ミディアンの祭司、しゅうとイテロの羊を飼っていた。彼はその群れを荒野の奥まで導いて、神の山ホレブにやって来た。3:2 すると主の使いが、柴の茂みのただ中の、燃える炎の中で彼に現れた。彼が見ると、なんと、燃えているのに柴は燃え尽きていなかった。3:3 モーセは思った。「近寄って、この大いなる光景を見よう。なぜ柴が燃え尽きないのだろう。」3:4 主は、彼が横切って見に来るのをご覧になった。神は柴の茂みの中から彼に「モーセ、モーセ」と呼びかけられた。彼は「はい、ここにおります」と答えた。3:5 神は仰せられた。「ここに近づいてはならない。あなたの履き物を脱げ。あなたの立っている場所は聖なる地である。」3:6 さらに仰せられた。「わたしはあなたの父祖の神、アブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神である。」モーセは顔を隠した。神を仰ぎ見るのを恐れたからである。3:7 主は言われた。「わたしは、エジプトにいるわたしの民の苦しみを確かに見、追い立てる者たちの前での彼らの叫びを聞いた。わたしは彼らの痛みを確かに知っている。3:8 わたしが下って来たのは、エジプトの手から彼らを救い出し、その地から、広く良い地、乳と蜜の流れる地に、カナン人、ヒッタイト人、アモリ人、ペリジ人、ヒビ人、エブス人のいる場所に、彼らを導き上るためである。3:9 今、見よ、イスラエルの子らの叫びはわたしに届いた。わたしはまた、エジプト人が彼らを虐げている有様を見た。3:10 今、行け。わたしは、あなたをファラオのもとに遣わす。わたしの民、イスラエルの子らをエジプトから導き出せ。」3:11 モーセは神に言った。「私は、いったい何者なのでしょう。ファラオのもとに行き、イスラエルの子らをエジプトから導き出さなければならないとは。」3:12 神は仰せられた。「わたしが、あなたとともにいる。これが、あなたのためのしるしである。このわたしがあなたを遣わすのだ。あなたがこの民をエジプトから導き出すとき、あなたがたは、この山で神に仕えなければならない。」   時間は流れてモーセは長い間、自分の仕事を持たず、羊を飼う者として生活していました。王子だった時代の記憶はあやふやです。モーセのプライドが完全に消え去ったとき、神様は彼の前に現れました。人間の挫折は神への望みと同時進行です。人間に対して絶望するときに、神様に対する希望が始まります。神様はモーセに、「あなたの履き物を脱げ」と言われました。古代近東において靴を脱ぐということは、自分が奴隷であることを認め、服従することを表します。   YWAM(国際ユース・ウィズ・ア・ミッション)を設立したローレン・カニンガム牧師は、成功的に牧会をしていましたが、宣教会を設立するために長い間付き合った教団と教会を辞任しました。より大きな教会から招聘もありましたが、それを辞退し、大金を稼げるビジネスの機会も断りました。ローレン牧師は宣教会を開拓するために、妻のダリンと一緒にアリゾナからカリフォルニアに向かいました。その道で大きい交通事故に遭ってしまいます。目が覚めると、砂漠の中であって妻ダリンは、もうすでに息が止まっていました。   その時、神様の声が聞こえます。「ローレン、これでも私に従うのか?」その瞬間、ローレンは今朝の本文の「あなたの履き物を脱げ」ということの意味が分かった証します。ローレンは答えました。「はい。主よ、それでも主に仕えます。今、私の人生に残ったのはもうこの命しかありません。これも主が望むならば引き取って行かれます。」   そう約束してから、ふと見ると、妻の息が戻ってきました。ローレン牧師は宣教会を始めてこれまで全世界に2万人近くの宣教師を派遣しました。この証を読んだ本の名前が「あなたの履き物を脱げ」です。燃える炎の柴の茂みの中でモーセは履き物を脱ぎました。出エジプトの救いは、神様がなさる御業です。ただ、履き物を脱ぐ人を通して行われます。

출애굽기 QT5 210409금【네 신을 벗으라】출애굽기 3장 1~12

출애굽기 3장 1~123:1 모세가 그 장인 미디안 제사장 이드로의 양무리를 치더니 그 무리를 광야 서편으로 인도하여 하나님의 산 호렙에 이르매3:2 여호와의 사자가 떨기나무 불꽃 가운데서 그에게 나타나시니라 그가 보니 떨기나무에 불이 붙었으나 사라지지 아니하는지라3:3 이에 가로되 내가 돌이켜 가서 이 큰 광경을 보리라 떨기나무가 어찌하여 타지 아니하는고 하는 동시에3:4 여호와께서 그가 보려고 돌이켜 오는 것을…

出エジプト記 QT4 20210408木【荒野の授業】出エジプト 2章 11~25

出エジプト記 2章 11~252:11 こうして日がたち、モーセは大人になった。彼は同胞たちのところへ出て行き、その苦役を見た。そして、自分の同胞であるヘブル人の一人を、一人のエジプト人が打っているのを見た。2:12 彼はあたりを見回し、だれもいないのを確かめると、そのエジプト人を打ち殺し、砂の中に埋めた。2:13 次の日、また外に出てみると、見よ、二人のヘブル人が争っていた。モーセは、悪いほうに「どうして自分の仲間を打つのか」と言った。2:14 彼は言った。「だれがおまえを、指導者やさばき人として私たちの上に任命したのか。おまえは、あのエジプト人を殺したように、私も殺そうというのか。」そこでモーセは恐れて、きっとあのことが知られたのだと思った。2:15 ファラオはこのことを聞いて、モーセを殺そうと捜した。しかし、モーセはファラオのもとから逃れ、ミディアンの地に着き、井戸の傍らに座った。2:16 さて、ミディアンの祭司に七人の娘がいた。彼女たちは父の羊の群れに水を飲ませに来て、水を汲み、水ぶねに満たしていた。2:17 そのとき、羊飼いたちが来て、彼女たちを追い払った。するとモーセは立ち上がって、娘たちを助けてやり、羊の群れに水を飲ませた。2:18 彼女たちが父レウエルのところに帰ったとき、父は言った。「どうして今日はこんなに早く帰って来たのか。」2:19 娘たちは答えた。「一人のエジプト人が、私たちを羊飼いたちの手から助けてくれました。そのうえ、その人は私たちのために水汲みまでして、羊の群れに飲ませてくれました。」2:20 父は娘たちに言った。「その人はどこにいるのか。どうして、その人を置いてきてしまったのか。食事を差し上げたいので、その人を呼んで来なさい。」2:21 モーセは心を決めて、この人のところに住むことにした。そこで、その人は娘のツィポラをモーセに与えた。2:22 彼女は男の子を産んだ。モーセはその子をゲルショムと名づけた。「私は異国にいる寄留者だ」と言ったからである。2:23 それから何年もたって、エジプトの王は死んだ。イスラエルの子らは重い労働にうめき、泣き叫んだ。重い労働による彼らの叫びは神に届いた。2:24 神は彼らの嘆きを聞き、アブラハム、イサク、ヤコブとの契約を思い起こされた。2:25 神はイスラエルの子らをご覧になった。神は彼らをみこころに留められた。   出エジプト記は、王子の生活をしたモーセの成長期を省略しています。それに関心を置きません。本文はモーセが成長した後、王子の身分が奪われ、荒野に逃げていく話しのにつながります。生まれたばかりにナイル川を流さなければならなかったのように、神様による事件は、危機と失敗を迎えて展開していきます。   実母のヨケベデが乳母になり、モーセを育てたのでモーセは、自分がヘブライ人のあることを知っていました。モーセは虐待に苦しんでいた自分の同族への思いやりと葛藤を持っていました。ある日、モーセは同族を苦しめるエジプト人を殴りつけ、殺してしまい、ミデヤンに逃げていくことになります。王室の生活はえらいものでしたが、すべては一瞬で失われます。   たとえ殺人をして逃亡者になりましたが、モーセは性向は不義に我慢できず、利他的な人であったと思います。エジプト人がイスラエル人を苦しめていたときに介入しましたし、逃げだしたところで、ミディアンの祭司の娘たちが困っていたときにも介入して葛藤を解決します。その縁で、モーセはエテロの娘チッポラと結婚してゲルショムを生みます。モーセの荒野は、短時間ではありませんでした。風吹く荒野で40年を過ごします。。   神様はモーセを選び、40年間、エジプトの王室のことを学ばせ、荒野に追いだしてからまた40年間を荒野のことを学ばせました。イスラエルの民が約束の地であるカナンに入るためには、大変な荒野の道のりを歩まなければなりません。モーセは、後にイスラエルの民を率いて出なければならないその荒野に、先に出てきているのです。荒野の授業です。神様を信じるということは、言い換えれば他のことを信じないということです。権力も知識も若さも富も自分自身さえも信じてはいけない、神のみを信じるまで長きの時間が必要だったのです。

출애굽기 QT4 210408목【광야 수업】출애굽기 2장 11~25

출애굽기 2장 11~252:11 모세가 장성한 후에 한번은 자기 형제들에게 나가서 그 고역함을 보더니 어떤 애굽 사람이 어떤 히브리 사람 곧 자기 형제를 치는것을 본지라2:12 좌우로 살펴 사람이 없음을 보고 그 애굽 사람을 쳐죽여 모래에 감추니라2:13 이튿날 다시 나가니 두 히브리 사람이 서로 싸우는지라 그 그른 자에게 이르되 네가 어찌하여 동포를 치느냐 하매2:14 그가 가로되 누가…

出エジプト記 QT3 20210407水【瀝青と樹脂を塗って】出エジプト 2章 1~10

出エジプト記 2章 1~102:1 さて、レビの家のある人がレビ人の娘を妻に迎えた。2:2 彼女は身ごもって男の子を産み、その子がかわいいのを見て、三か月間その子を隠しておいた。2:3 しかし、それ以上隠しきれなくなり、その子のためにパピルスのかごを取り、それに瀝青と樹脂を塗って、その子を中に入れ、ナイル川の岸の葦の茂みの中に置いた。2:4 その子の姉は、その子がどうなるかと思って、離れたところに立っていた。2:5 すると、ファラオの娘が水浴びをしようとナイルに下りて来た。侍女たちはナイルの川辺を歩いていた。彼女は葦の茂みの中にそのかごがあるのを見つけ、召使いの女を遣わして取って来させた。2:6 それを開けて、見ると、子どもがいた。なんと、それは男の子で、泣いていた。彼女はその子をかわいそうに思い、言った。「これはヘブル人の子どもです。」2:7 その子の姉はファラオの娘に言った。「私が行って、あなた様にヘブル人の中から乳母を一人呼んで参りましょうか。あなた様に代わって、その子に乳を飲ませるために。」2:8 ファラオの娘が「行って来ておくれ」と言ったので、少女は行き、その子の母を呼んで来た。2:9 ファラオの娘は母親に言った。「この子を連れて行き、私に代わって乳を飲ませてください。私が賃金を払いましょう。」それで彼女はその子を引き取って、乳を飲ませた。2:10 その子が大きくなったとき、母はその子をファラオの娘のもとに連れて行き、その子は王女の息子になった。王女はその子をモーセと名づけた。彼女は「水の中から、私がこの子を引き出したから」と言った。   モーセは、エジプトによるイスラエルの男児の虐殺命令のために生まれてから死ぬ危機に置かれました。母のヨケベデはモーセ隠して育ちましたが、それ以上続けることができなくなり、幼いモーセを箱に入れてナイル川に流します。モーセを乗せた葦のかごは流れていき、エジプトの王の姫に発見され、モーセは王女の養子となります。   モーセの母親は葦のかごに瀝青と樹脂を塗りました。かごの中に水が漏れないように防水処理をしたものです。しかし、そんなことでモーセが守られることではありません。できる限りの最善を尽くしだけで母は無力に赤ちゃんを川に流しました。   モーセの誕生の物語は荒野に出ていくイスラエルの運命の縮小であり、予告でもあります。それはやがて神様の御手によって救いが成し遂げられるというしるしであります。この物語は、神様の計画と守りを考えさせられます。   同時に、母ヨケベデが葦のかごを作り、瀝青と樹脂を塗っている間の祈りを思い起こさせます。それより切実な祈りはないからです。赤ちゃんのモーセは箱の外で起きていることが知りませんでした。苦労したのは、モーセのではなく、母のヨケベデです。けれども、それは赤ちゃんをナイル川に流したのではなく、モーセを、神様の御手に委ねたものです。これでモーセは神様にささげられました。   モーセは出エジプトのために、神様が立てられたしもべです。神の道とは、花道ではなく、その道の上で悲しみと恐れを覚えます。しかし、瀝青と樹脂を塗りながら涙をもってささげられた祈りがあるからモーセは安全に行くべきところにたどりつきます。神様は人を通して時代を開き、愛と献身の祈りを通して御業を進めておられます。

출애굽기 QT3 210407수【역청과 나무 진을 칠하며】출애굽기 2장 1~10

출애굽기 2장 1~102:1 레위 족속중 한 사람이 가서 레위 여자에게 장가 들었더니2:2 그 여자가 잉태하여 아들을 낳아 그 준수함을 보고 그를 석달을 숨겼더니2:3 더 숨길 수 없이 되매 그를 위하여 갈 상자를 가져다가 역청과 나무 진을 칠하고 아이를 거기 담아 하숫가 갈대 사이에 두고2:4 그 누이가 어떻게 되는 것을 알려고 멀리 섰더니2:5 바로의 딸이 목욕하러…

出エジプト記 QT2 20210406火【殺す王、生かす神】出エジプト 1章 15~22

出エジプト記 1章 15~221:15 また、エジプトの王は、ヘブル人の助産婦たちに命じた。一人の名はシフラ、もう一人の名はプアであった。1:16 彼は言った。「ヘブル人の女の出産を助けるとき、産み台の上を見て、もし男の子なら、殺さなければならない。女の子なら、生かしておけ。」1:17 しかし、助産婦たちは神を恐れ、エジプトの王が命じたとおりにはしないで、男の子を生かしておいた。1:18 そこで、エジプトの王はその助産婦たちを呼んで言った。「なぜこのようなことをして、男の子を生かしておいたのか。」1:19 助産婦たちはファラオに答えた。「ヘブル人の女はエジプト人の女とは違います。彼女たちは元気で、助産婦が行く前に産んでしまうのです。」1:20 神はこの助産婦たちに良くしてくださった。そのため、この民は増えて非常に強くなった。1:21 助産婦たちは神を恐れたので、神は彼女たちの家を栄えさせた。1:22 ファラオは自分のすべての民に次のように命じた。「生まれた男の子はみな、ナイル川に投げ込まなければならない。女の子はみな、生かしておかなければならない。」   エジプトの王がヘブライの助産師たちを呼んで、イスラエルの家で出産する赤ちゃん中に男児は全て殺すように命じます。(「ヘブライ」は、イスラエル民族のもう一つの呼び方です。「川を渡ってきた」という意味でアブラハムが神様の召されてユーブラテス川を渡ってカナンの地に行ったことから由来しています。)   しかし、助産婦たちは、その命令を破って、赤ちゃんを殺しませんでした。再び王に呼び出された助産婦たちは王に追及されますが、助産師たちが堂々と言います。へブライ女性は、エジプトの女のように弱くなく、元気なので自分たちが出産現場に到着する前に自ら赤ちゃんを生むと答えます。   この話しは多少喜劇的です。当時ヘブライ2百万であったと言われますが、エジプトの王ファラオが奴隷民族の助産婦たちと、直接このような話を交わしたとは思えませんし、助産婦が王に言い返していることの中で嘲笑が混ざっています。出エジプト記は、モーセが書きました。ということで乳児殺害の危機を貫いてきたモーセはこれを滑稽に編集したものです。   王は虐殺を命じていますが、実際には無能であり、助産婦たちこそ主体的に命を守っています。その間に、神様は、命を尊重する事に恵みを与えます。王と助産婦の会話の間に神様が登場します。「神はこの助産婦たちに良くしてくださった。そのため、この民は増えて非常に強くなった。神は彼女たちの家を栄えさせた。20,21」   これの主題は、王が殺すのではなく、神が生かすということです。その信頼の安心感の中で恐ろしかった虐殺の記憶さえも喜劇的に編集することが出来ました。これはエジプトに対抗したヘブライという民族主義的な抵抗を言うものではありません。差別について拒絶する力、暴力と抑圧について抵抗し、命を守り、それを尊重することに神はともにおられます。

출애굽기 QT2 210406화【죽이는 왕, 살리는 하나님】출애굽기 1장 15~22

출애굽기 1장 15~221:15 애굽왕이 히브리 산파 십브라라 하는 자와 부아라 하는 자에게 일러1:16 가로되 너희는 히브리 여인을 위하여 조산할 때에 살펴서 남자여든 죽이고 여자여든 그는 살게 두라1:17 그러나 산파들이 하나님을 두려워하여 애굽왕의 명을 어기고 남자를 살린지라1:18 애굽왕이 산파를 불러서 그들에게 이르되 너희가 어찌 이같이 하여 남자를 살렸느냐1:19 산파가 바로에게 대답하되 히브리 여인은 애굽 여인과 같지…

出エジプト記 QT1 20210405月【約束された通りに】出エジプト 1章 1~14

出エジプト記 1章 1~141:1 さて、ヤコブとともに、それぞれ自分の家族を連れてエジプトに来た、イスラエルの息子たちの名は次のとおりである。1:2 ルベン、シメオン、レビ、ユダ。1:3 イッサカル、ゼブルン、ベニヤミン。1:4 ダンとナフタリ。ガドとアシェル。1:5 ヤコブの腰から生まれ出た者の総数は七十名であった。ヨセフはすでにエジプトにいた。1:6 それから、ヨセフもその兄弟たちも、またその時代の人々もみな死んだ。1:7 イスラエルの子らは多くの子を生んで、群れ広がり、増えて非常に強くなった。こうしてその地は彼らで満ちた。1:8 やがて、ヨセフのことを知らない新しい王がエジプトに起こった。1:9 彼は民に言った。「見よ。イスラエルの民はわれわれよりも多く、また強い。1:10 さあ、彼らを賢く取り扱おう。彼らが多くなり、いざ戦いというときに敵側についてわれわれと戦い、この地から出て行くことがないように。」1:11 そこで、彼らを重い労役で苦しめようと、彼らの上に役務の監督を任命した。また、ファラオのために倉庫の町ピトムとラメセスを建てた。1:12 しかし、苦しめれば苦しめるほど、この民はますます増え広がったので、人々はイスラエルの子らに恐怖を抱くようになった。1:13 それでエジプト人は、イスラエルの子らに過酷な労働を課し、1:14 漆喰やれんが作りの激しい労働や、畑のあらゆる労働など、彼らに課す過酷なすべての労働で、彼らの生活を苦しいものにした。   出エジプト記のヘブライ語の原文には、その始めに「そして」という接続詞があります。創世記は、ヨセフの死で終わり、出エジプト記は続きです。出エジプト記の始めにヤコブと12人の息子の名前が出てきますが、彼らもすでに死んだという時間の経過を知らせています。イスラエルは飢饉を逃れてエジプトに移住していたわけであり、それはヨセフがエジプトの総理であったから出来たことであって、イスラエルはヨセフの死後エジプトでの政治的地位を失ってしまいました。時間は流れてヨセフを知らない新しい王が登場し、イスラエルは奴隷に転落しました。ヤコブとその家族がエジプトに移住したのがB.C.1876年のこと。イスラエルが出エジプトしたのはB.C.1446年だったので430年間、他国で奴隷として生きていました。   奴隷として住んでいましたが、彼らは繁栄しました。それは大きな民族を成すと約束された神様の御言葉の実現です。敵対的な環境と迫害の中でも、神様の約束は妨げられません。イスラエルの繁栄によって、エジプトは抑圧政策をとり、重い労役を課せられます。古代において大規模な都市建設をするというのは、下層民の犠牲と死が伴います。パラオは大規模な土木工事を起こしてイスラエルの子孫を虐待し、イスラエルの人口を減らすことを試みました。しかし、イスラエルはさらに繁栄していきます。約束通りに繁栄した民は約束の地に戻らなければなりません。それは出エジプト記です。出エジプト記は、抑圧の歴史の中であっても神様の救いと回復の約束がどのように成し遂げられるのかを語っています。