黙示録 黙想 【144,000】 20241212(木) 枝川愛の教会 趙鏞吉 牧師
黙示録 14:1~13 14:1 また私は見た。すると見よ、子羊がシオンの山の上に立っていた。また、子羊とともに十四万四千人の人たちがいて、その額には子羊の名と、子羊の父の名が記されていた。 14:2 また、私は天からの声を聞いた。それは大水のとどろきのようであり、激しい雷鳴のようでもあった。しかも、私が聞いたその声は、竪琴を弾く人たちが竪琴に合わせて歌う声のようであった。 14:3 彼らは御座の前と、四つの生き物および長老たちの前で、新しい歌を歌った。しかし、地上から贖われた十四万四千人のほかは、この歌を学ぶことができなかった。 14:4 この人たちは、女に触れて汚れたことがない者たちで、童貞である。彼らは、子羊が行く所、どこにでもついて行く。彼らは、神と子羊に献げられる初穂として、人々の中から贖い出されたのである。 14:5 彼らの口には偽りが見出されなかった。彼らは傷のない者たちである。 14:6 また私は、もう一人の御使いが中天を飛ぶのを見た。彼は地に住む人々、すなわち、あらゆる国民、部族、言語、民族に宣べ伝えるために、永遠の福音を携えていた。 14:7 彼は大声で言った。「神を恐れよ。神に栄光を帰せよ。神のさばきの時が来たからだ。天と地と海と水の源を創造した方を礼拝せよ。」 14:8 また、その御使いの後にもう一人、第二の御使いが来て言った。「倒れた、倒れた、大バビロンが。御怒りを招く淫行のぶどう酒を、すべての国々の民に飲ませた都が。」 14:9 また、彼らの後にもう一人、第三の御使いがやって来て、大声で言った。「もしだれかが獣とその像を拝み、自分の額か手に刻印を受けるなら、 14:10 その者は、神の怒りの杯に混ぜ物なしに注がれた、神の憤りのぶどう酒を飲み、聖なる御使いたちと子羊の前で火と硫黄によって苦しめられる。 14:11 彼らの苦しみの煙は、世々限りなく立ち上る。獣とその像を拝む者たち、また、だれでも獣の名の刻印を受ける者には、昼も夜も安らぎがない。」 14:12 ここに、聖徒たち、すなわち神の戒めを守り、イエスに対する信仰を持ち続ける者たちの忍耐が必要である。 14:13 また私は、天からの声がこう言うのを聞いた。「書き記せ、『今から後、主にあって死ぬ死者は幸いである』と。」御霊も言われる。「しかり。その人たちは、その労苦から解き放たれて安らぐことができる。彼らの行いが、彼らとともについて行くからである。」 ヨハネは、シオン山に立つ子羊、すなわちイエス様とともにいる14万4千人を見ます。彼らの額には神の名と子羊の名が記されています。彼らは新しい歌を歌いますが、この歌は14万4千人だけが学び、歌うことができます。彼らは揺るがずにイエス様に従う人々です。 その時、3人の天使がメッセージを伝えます。最初の天使は福音を持ち、神に栄光を帰すよう叫びます。2番目の天使は、淫行によって全世界を混乱に陥れたバビロンの滅亡を宣言します。3番目の天使は、獣とその偶像を拝み、その印を受けた者たちに対する警告を伝えます。そして天から声が聞こえ、信仰と忍耐を持って主にあって死ぬ者は幸いであると宣言します。これは、彼らがその労苦を終え、安息に入るという約束です。 カルト新天地は14万4千という数字を特別視し、自分たちのその数字の枠に入らなければ救われないと教えます。また、淫行によって滅びるバビロンを既存の教会であるとし、これを破壊するよう教えます。そして、新天地を追従する中で受ける苦難を忍耐し、耐えるべきだと主張します。 しかし、14万4千人は個別の数字ではありません。象徴的な完全数であり、救われた全ての聖徒を象徴しています。新天地の教えは、排除されることや脱落することを恐れさせる心理的操作であり、恐怖に基づいた支配です。自分たちを正当化するために他者を非難する必要があるため、教会を敵視し破壊します。いつか労苦を終え、安息に入るためには、揺るがず、騙されず、負けずに子羊のそばに立たなければなりません。