요한계시록 묵상 【어린 양이 이깁니다】 20241217(화) 에다가와 사랑의교회 조용길 목사

요한계시록 17:7~18 17:7 천사가 가로되 왜 기이히 여기느냐 내가 여자와 그의 탄 바 일곱머리와 열 뿔 가진 짐승의 비밀을 네게 이르리라 17:8 네가 본 짐승은 전에 있었다가 시방 없으나 장차 무저갱으로부터 올라와 멸망으로 들어갈 자니 땅에 거하는 자들로서 창세 이후로 생명책에 녹명되지 못한 자들이 이전에 있었다가 시방 없으나 장차 나올 짐승을 보고 기이히 여기리라 17:9…

黙示録 黙想 【子羊が勝ちます】 20241217(火) 枝川愛の教会 趙鏞吉 牧師 

黙示録 17:7~18 17:7 すると、御使いは私に言った。「なぜ驚くのですか。私は、この女の秘められた意味と、この女を乗せている、七つの頭と十本の角を持つ獣の秘められた意味を、あなたに話しましょう。 17:8 あなたが見た獣は、昔はいたが、今はいません。やがて底知れぬ所から上って来ますが、滅びることになります。地に住む者たちで、世界の基が据えられたときからいのちの書に名が書き記されていない者たちは、その獣が昔はいたが今はおらず、やがて現れるのを見て驚くでしょう。 17:9 ここに、知恵のある考え方が必要です。七つの頭とは、この女が座している七つの山で、それは七人の王たちのことです。 17:10 五人はすでに倒れましたが、一人は今いて、もう一人はまだ来ていません。彼が来れば、しばらくとどまるはずです。 17:11 また、昔はいたが今はいないあの獣は八番目の王ですが、七人のうちの一人でもあり、滅びることになります。 17:12 あなたが見た十本の角は十人の王たちです。彼らはまだ王権を受けていませんが、獣とともに、一時だけ王としての権威を受けます。 17:13 これらの王たちは一つ思いとなり、自分たちの力と権威をその獣に委ねます。 17:14 彼らは子羊に戦いを挑みますが、子羊は彼らに打ち勝ちます。子羊は主の主、王の王だからです。子羊とともにいる者たちは、召されて選ばれた忠実な者たちです。」 17:15 また、御使いは私に言った。「あなたが見た水、淫婦が座しているところは、もろもろの民族、群衆、国民、言語です。 17:16 あなたが見た十本の角と獣は、やがて淫婦を憎み、はぎ取って裸にし、その肉を食らって火で焼き尽くすことになります。 17:17 それは、神のことばが成る時まで、神はみこころが実現するように王たちの心を動かし、彼らが一つ思いとなって、自分たちの支配権を獣に委ねるようにされたからです。 17:18 あなたが見たあの女は、地の王たちを支配する大きな都のことです。」   獣の七つの頭は七つの山であり、七人の王を象徴します。五つはすでに滅び、一つは現在存在し、もう一つはまだ来ていません。それは歴史を通して現れた帝国を指します。十本の角は十人の王を意味しますが、まだ権力を得ていません。しかし、しばらくの間、獣と共に権力を持つようになります。 十人の王は獣にその権威を委ね、小羊と戦おうとします。しかし、万王の王、万主の主である小羊が勝利します。勝利する者たち、すなわち召され、選ばれ、忠実である者たちは小羊と共にいるでしょう。角を持つ王たちが獣に委ねた権威と力に対し、政治的な力や経済的な力を持たない小羊が勝利するのです。 世の中の権力間で争いが起き、最終的に堕落した宗教である大淫婦は裏切られ、滅びます。十本の角と獣は大淫婦を裸にし、火で焼き尽くします。貪欲の道は他の貪欲によって裏切られ、食い尽くされる道です。権力は果てしない貪欲を生み、再び裏切りが起こり、蛇が自分の尾を噛んで自滅するように滅びます。 権力も本来は他人のものであり、それに執着して私有化しようとすれば、すぐに標的となります。獣の権威もまた、一時的で限定されたものであり、結局は滅びる運命にあります。権力は、それを正しく理解している者に委ねられるべきです。神の裁きは確実です。この世の悪しき権力と大淫婦は最終的に滅び、小羊とその民が勝利を収めるでしょう。

요한계시록 묵상 【짐승에 올라탄 음녀】 20241216(월) 에다가와 사랑의교회 조용길 목사

요한계시록 17:1~6 17:1 또 일곱 대접을 가진 일곱 천사 중 하나가 와서 내게 말하여 가로되 이리 오라 많은 물 위에 앉은 큰 음녀의 받을 심판을 네게 보이리라 17:2 땅의 임금들도 그로 더불어 음행하였고 땅에 거하는 자들도 그 음행의 포도주에 취하였다 하고 17:3 곧 성령으로 나를 데리고 광야로 가니라 내가 보니 여자가 붉은빛 짐승을 탔는데 그…

黙示録 黙想 【獣に乗っている大淫婦】 20241216(月) 枝川愛の教会 趙鏞吉 牧師 

黙示録 17:1~6 17:1 また、七つの鉢を持つ七人の御使いの一人が来て、私に語りかけた。「ここに来なさい。大水の上に座している大淫婦に対するさばきを見せましょう。 17:2 地の王たちは、この女と淫らなことを行い、地に住む人々は、この女の淫行のぶどう酒に酔いました。」 17:3 それから、御使いは私を御霊によって荒野へ連れて行った。私は、一人の女が緋色の獣に乗っているのを見た。その獣は神を冒瀆する名で満ちていて、七つの頭と十本の角を持っていた。 17:4 その女は紫と緋色の衣をまとい、金と宝石と真珠で身を飾り、忌まわしいものと、自らの淫行の汚れで満ちた金の杯を手に持っていた。 17:5 その額には、意味の秘められた名、「大バビロン、淫婦たちと地上の忌まわしいものの母」という名が記されていた。 17:6 私は、この女が聖徒たちの血とイエスの証人たちの血に酔っているのを見た。私はこの女を見て、非常に驚いた。 大淫婦は外見こそ華やかに飾り立てていますが、その内面には憎むべきものや汚れたもので満ちています。これは堕落した宗教を象徴しています。そして、獣は世俗的な権力を意味します。大淫婦が獣の上に乗っているという描写から、宗教と政治権力が結びついている状況を示唆していることがわかります。政治権力が宗教的な正当性を利用することで、人々の信仰や市民生活を支配し、抑圧することが可能になるのです。また、宗教が一度政治権力を手にすると、信仰本来の純粋さを失い、権力を利用して利益を追求する集団に成り下がる危険性があります。 中世ヨーロッパのカトリック教会は、宗教的権威だけでなく、政治的権力をも強大に振るっていました。その結果、教皇権と王権が結託したり対立したりすることが繰り返され、宗教戦争や宗教裁判、聖職売買、免罪符の販売といったさまざまな不正が生まれました。こうした教会の「権力中毒」とも言える症状が宗教改革の引き金となったのです。しかし、宗教改革が起こった後も、世俗権力が教会に干渉することで生じた混乱は収束せず、初期のアメリカにおけるピューリタンの移住も、国家宗教による迫害が原因だったと言えるでしょう。 18世紀後半、フランス革命やアメリカ独立を経て、立憲民主主義の中に政教分離の原則が明確に根付くようになりました。政教分離とは、宗教が国家を支配したり、国家が宗教を強制したりすることを防ぐための制度的な分離を指します。一方で、今日では「キリスト教国家」を掲げ、キリスト教精神を基盤にした政党を設立しようとする動きも見られますが、これは純粋な信仰を政治的に利用して勢力を拡大しようとする試みであり、大淫婦が獣に乗って行動する姿に他なりません。キリスト者は、民主市民として宗教の自由が守られる社会を追求し、その中で福音を伝え、自由意志に基づく人格的な信仰を人々に示していくべきです。 ただし、政教分離が教会や信徒の政治参加を否定するものではないことも重要です。教会や信徒が表現の自由や政治参加の自由を侵害されることはありません。信徒は他の市民と同様に政治的な意見を表明し、公共の課題に積極的に関与する権利を持っています。むしろ教会には、より積極的な社会的責任が求められています。ただし、それは制度的に国家と結びつかない形で行われるべきです。政治に振り回される教会になってはいけませんし、宗教を利用する政治権力になってもいけません。堕落した大淫婦が獣に乗って暴れ回るような状況を繰り返さないためにも、健全なキリスト者は責任ある民主市民としての冷静な判断を持ち、しっかりとそれを見極めていく必要があります。

黙示録 黙想 【144,000】 20241212(木) 枝川愛の教会 趙鏞吉 牧師

黙示録 14:1~13 14:1 また私は見た。すると見よ、子羊がシオンの山の上に立っていた。また、子羊とともに十四万四千人の人たちがいて、その額には子羊の名と、子羊の父の名が記されていた。 14:2 また、私は天からの声を聞いた。それは大水のとどろきのようであり、激しい雷鳴のようでもあった。しかも、私が聞いたその声は、竪琴を弾く人たちが竪琴に合わせて歌う声のようであった。 14:3 彼らは御座の前と、四つの生き物および長老たちの前で、新しい歌を歌った。しかし、地上から贖われた十四万四千人のほかは、この歌を学ぶことができなかった。 14:4 この人たちは、女に触れて汚れたことがない者たちで、童貞である。彼らは、子羊が行く所、どこにでもついて行く。彼らは、神と子羊に献げられる初穂として、人々の中から贖い出されたのである。 14:5 彼らの口には偽りが見出されなかった。彼らは傷のない者たちである。 14:6 また私は、もう一人の御使いが中天を飛ぶのを見た。彼は地に住む人々、すなわち、あらゆる国民、部族、言語、民族に宣べ伝えるために、永遠の福音を携えていた。 14:7 彼は大声で言った。「神を恐れよ。神に栄光を帰せよ。神のさばきの時が来たからだ。天と地と海と水の源を創造した方を礼拝せよ。」 14:8 また、その御使いの後にもう一人、第二の御使いが来て言った。「倒れた、倒れた、大バビロンが。御怒りを招く淫行のぶどう酒を、すべての国々の民に飲ませた都が。」 14:9 また、彼らの後にもう一人、第三の御使いがやって来て、大声で言った。「もしだれかが獣とその像を拝み、自分の額か手に刻印を受けるなら、 14:10 その者は、神の怒りの杯に混ぜ物なしに注がれた、神の憤りのぶどう酒を飲み、聖なる御使いたちと子羊の前で火と硫黄によって苦しめられる。 14:11 彼らの苦しみの煙は、世々限りなく立ち上る。獣とその像を拝む者たち、また、だれでも獣の名の刻印を受ける者には、昼も夜も安らぎがない。」 14:12 ここに、聖徒たち、すなわち神の戒めを守り、イエスに対する信仰を持ち続ける者たちの忍耐が必要である。 14:13 また私は、天からの声がこう言うのを聞いた。「書き記せ、『今から後、主にあって死ぬ死者は幸いである』と。」御霊も言われる。「しかり。その人たちは、その労苦から解き放たれて安らぐことができる。彼らの行いが、彼らとともについて行くからである。」   ヨハネは、シオン山に立つ子羊、すなわちイエス様とともにいる14万4千人を見ます。彼らの額には神の名と子羊の名が記されています。彼らは新しい歌を歌いますが、この歌は14万4千人だけが学び、歌うことができます。彼らは揺るがずにイエス様に従う人々です。 その時、3人の天使がメッセージを伝えます。最初の天使は福音を持ち、神に栄光を帰すよう叫びます。2番目の天使は、淫行によって全世界を混乱に陥れたバビロンの滅亡を宣言します。3番目の天使は、獣とその偶像を拝み、その印を受けた者たちに対する警告を伝えます。そして天から声が聞こえ、信仰と忍耐を持って主にあって死ぬ者は幸いであると宣言します。これは、彼らがその労苦を終え、安息に入るという約束です。 カルト新天地は14万4千という数字を特別視し、自分たちのその数字の枠に入らなければ救われないと教えます。また、淫行によって滅びるバビロンを既存の教会であるとし、これを破壊するよう教えます。そして、新天地を追従する中で受ける苦難を忍耐し、耐えるべきだと主張します。 しかし、14万4千人は個別の数字ではありません。象徴的な完全数であり、救われた全ての聖徒を象徴しています。新天地の教えは、排除されることや脱落することを恐れさせる心理的操作であり、恐怖に基づいた支配です。自分たちを正当化するために他者を非難する必要があるため、教会を敵視し破壊します。いつか労苦を終え、安息に入るためには、揺るがず、騙されず、負けずに子羊のそばに立たなければなりません。

요한계시록 묵상 【144,000】 20241212(목) 에다가와 사랑의교회 조용길 목사

요한계시록 14:1~13 14:1 또 내가 보니 보라 어린양이 시온 산에 섰고 그와 함께 십사만 사천이 섰는데 그 이마에 어린양의 이름과 그 아버지의 이름을 쓴 것이 있도다 14:2 내가 하늘에서 나는 소리를 들으니 많은 물소리도 같고 큰 뇌성도 같은데 내게 들리는 소리는 거문고 타는 자들의 그 거문고 타는 것 같더라 14:3 저희가 보좌와 네 생물과 장로들…

黙示録 黙想 【666】 20241211(水) 枝川愛の教会 趙鏞吉 牧師 

黙示録 13:11~18 13:11 また私は、別の獣が地から上って来るのを見た。それは、子羊の角に似た二本の角を持ち、竜が語るように語っていた。 13:12 この獣は、最初の獣が持っていたすべての権威を、その獣の前で働かせた。また、地と地に住む者たちに、致命的な傷が治った最初の獣を拝ませた。 13:13 また、大きなしるしを行い、人々の前で火を天から地に降らせることさえした。 13:14 また、この獣は、あの獣の前で行うことが許されたしるしによって、地に住む者たちを惑わし、剣の傷を受けながらも生き返ったあの獣の像を造るように、地に住む者たちに命じた。 13:15 それから、その獣の像に息を吹き込んで、獣の像がものを言うことさえできるようにし、また、その像を拝まない者たちをみな殺すようにした。 13:16 また獣は、すべての者に、すなわち、小さい者にも大きい者にも、富んでいる者にも貧しい者にも、自由人にも奴隷にも、その右の手あるいは額に刻印を受けさせた。 13:17 また、その刻印を持っている者以外は、だれも物を売り買いできないようにした。刻印とは、あの獣の名、またはその名が表す数字である。 13:18 ここに、知恵が必要である。思慮ある者はその獣の数字を数えなさい。それは人間を表す数字であるから。その数字は六百六十六である。   今回は、地から二番目の獣が上ってきます。この獣は子羊の角に似た二本の角を持っていますが、その言葉はサタンの言葉でした。見た目は天真らしく見えるものの、その実質は魔魂の性質を持っています。顔や服装は騙せましても、その言葉はその本質をよく表しているので、これを騙すことはできません。この獣は、海から上がってきた最初の獣の権威を代わりに行使し、人々に最初の獣を守るよう強要します。すべての人に右の手あるいは額に刻印を受けことを強要し、それを受けない人には生存のための買売を禁止されます。 「ここに、知恵が必要である。思慮ある者はその獣の数字を数えなさい。それは人間を表す数字であるから。その数字は六百六十六である。13:18」 この御言葉から、666という数字が出てきます。これが一時、「ベリチップ(VeriChip)」と言われ、神学的論争を呼び起こしました。ベリチップとは、無線頻平識判(RFID)という技術を用い、人間の身体に埋め込むことができる小型チップを指します。これを「獣の数、666」として解釈する論が起こったのです。医療や金融システムが発展すると、この技術が実用化されることになり、これは「獣体制」、即ち「サタン的体制」に足を踏み入ることになると考えられました。 しかし、福音的な神学を持つ主要な教団や神学機関は、それを陰謀論と位置づけ、議論を終結させました。獣の刻印は物理的な印ではなく、サタンの体制に対する忠誠と同調を象徴するものです。獣の数字「666」は、不完全さと神に敵対するサタン的な体制を象徴しています。象徴的な言葉で書かれた黙示を文字通りに解釈すると、本来のメッセージを見失うことがあります。表面的で文字通りに読んでしまうと、黙示はただ恐怖に満ちたものとしてしか見えなくなります。 チップが内蔵され、データが中央で管理される社会は、恐ろしい統制社会です。全体や集団へと統合し、それを統制しようとする動きには、断固として反対し、抵抗しなければなりません。信仰と聖徒は自由であり、尊厳を持っています。それは動員や管理の対象ではありません。統制しようとする力に支配されないために、魂の自尊心を持って世の中に向き合うべきです。私たちが追求すべき政治的・経済的な体制は、多様性を守りつつ、相互補完的に進むことができる体制です。 ベリチップや「666」の話に恐れを抱き、右往左往して日常生活に支障をきたしていること自体が、知的にも霊的にも支配され、統制され、欺かれている証拠です。獣の数字から守られるべきことは、聖徒の日常が社会システムから切り離されることではなく、自分自身と隣人の自由、権利、そして尊厳を守ることです。クリスチャンとして、自ら経済的・政治的権力によって統制し、支配しようとする世の中に対して反対し、自由と尊厳を守らなければなりません。それが「666」を額や手に受けない聖徒の生き方なのです。

요한계시록 묵상 【666】 20241211(수) 에다가와 사랑의교회 조용길 목사

요한계시록 13:11~18 13:11 내가 보매 또 다른 짐승이 땅에서 올라오니 새끼양 같이 두 뿔이 있고 용처럼 말하더라 13:12 저가 먼저 나온 짐승의 모든 권세를 그 앞에서 행하고 땅과 땅에 거하는 자들로 처음 짐승에게 경배하게 하니 곧 죽게 되었던 상처가 나은 자니라 13:13 큰 이적을 행하되 심지어 사람들 앞에서 불이 하늘로부터 땅에 내려오게 하고 13:14 짐승…

요한계시록 묵상 【짐승에게 경배하는 사람들】 20241210(화) 에다가와 사랑의교회 조용길 목사

요한계시록 13:1~10 13:1 내가 보니 바다에서 한 짐승이 나오는데 뿔이 열이요 머리가 일곱이라 그 뿔에는 열 면류관이 있고 그 머리들에는 참람한 이름들이 있더라 13:2 내가 본 짐승은 표범과 비슷하고 그 발은 곰의 발 같고 그 입은 사자의 입 같은데 용이 자기의 능력과 보좌와 큰 권세를 그에게 주었더라 13:3 그의 머리 하나가 상하여 죽게된 것 같더니…

黙示録 黙想 【獣に拝む人々】 20241209(月) 枝川愛の教会 趙鏞吉 牧師

黙示録 13:1~10 13:1 また私は、海から一頭の獣が上って来るのを見た。これには十本の角と七つの頭があった。その角には十の王冠があり、その頭には神を冒瀆する様々な名があった。 13:2 私が見たその獣は豹に似ていて、足は熊の足のよう、口は獅子の口のようであった。竜はこの獣に、自分の力と自分の王座と大きな権威を与えた。 13:3 その頭のうちの一つは打たれて死んだと思われたが、その致命的な傷は治った。全地は驚いてその獣に従い、 13:4 竜を拝んだ。竜が獣に権威を与えたからである。また人々は獣も拝んで言った。「だれがこの獣に比べられるだろうか。だれがこれと戦うことができるだろうか。」 13:5 この獣には、大言壮語して冒瀆のことばを語る口が与えられ、四十二か月の間、活動する権威が与えられた。 13:6 獣は神を冒瀆するために口を開いて、神の御名と神の幕屋、また天に住む者たちを冒瀆した。 13:7 獣は、聖徒たちに戦いを挑んで打ち勝つことが許された。また、あらゆる部族、民族、言語、国民を支配する権威が与えられた。 13:8 地に住む者たちで、世界の基が据えられたときから、屠られた子羊のいのちの書にその名が書き記されていない者はみな、この獣を拝むようになる。 13:9 耳のある者は聞きなさい。 13:10 捕らわれの身になるべき者は捕らわれ、剣で殺されるべき者は剣で殺される。ここに、聖徒たちの忍耐と信仰が必要である。   海から一頭の獣が上がってくるのが見えました。その獣は十の角と七つの頭を持ち、角には王冠があり、頭には神をぎしる名が書かれています。その形はヒョウに似ており、足は熊のようで、口は獅子のようでした。さらに言えば、よろこばしくないこわくて恐ろしい存在が上がってきたのです。サタンは神の民を迫害するためにこの獣に権主と能力を与えました。 この獣の七つの頭のうちの一つが死んだかのように見えましたが、その傷が治って生き返ってきました。これは神秘で奇跡的な事でした。これを機に、世界中のすべての人がこの獣を疑うことなく従うようになります。人々は自分たちの理解を超えたことを目にするとすぐにひざまづきします。しかし、霊性とは、その神秘と超越の源泉を知ることです。ヨハネによる福音書にある御言葉を思い出します。「愛する者たち、霊をすべて信じてはいけません。偽預言者がたくさん世に出て来たので、その霊が神からのものかどうか、吟味しなさい。Ⅰヨハネ4:1」 この獣にだまされたすべての族群、人々、言語、国々はこの獣を拝むようになります。おそらく、それが悪魔であると知らずに拝んでいたのでしょう。悪魔を見分けられなかったので、その悪魔に神の名を付けて拜してしまったのです。今も、神秘的な能力を追い求め、自分が望むことのために、自分が作った神を信じる人は無数にいます。神の御言葉から神を探すのではなく、神秘的な現象を追い求める人は多いのです。見分けることができなければ、情熱的に悪魔を依謹し、争闘的に神を迫害することになります。 しかし、命の書に名が記録されている神の民はこの獣を拜しません。これは自然なことです。これもヨハネによる福音書を思い起こします。「わたしの羊たちはわたしの声を聞き分けます。わたしもその羊たちを知っており、彼らはわたしについて来ます。10:27 」。神の手帳に自分の名が記録されているかどうかはこれで判別できます。神の手帳に名が記録された人は、聞く耳を持っています。「耳のある者は聞きなさい。13:9」 耳は誰もが持っていますが、悪魔の言葉に耳を側てず、神の御言葉に耳を停める人こそが神の人なのです。 聖徒たちには、迫威が予告されています。辛い悪い事なしに信仰を続けられるなら最も良いのですが、信仰の真偽は火のような迫威によって精緻された純金のようなものです。合金や鍍金は火の前でそれを真似することはできません。「狭い門から入りなさい。滅びに至る門は大きく、その道は広く、そこから入って行く者が多いのです。いのちに至る門はなんと狭く、その道もなんと細いことでしょう。そして、それを見出す者はわずかです。7:13、14 耐え忍ばない人は信じられません。本物の信仰は人に追従せず、狭い道を大胆に歩んで行きます。 「捕らわれの身になるべき者は捕らわれ、剣で殺されるべき者は剣で殺される。ここに、聖徒たちの忍耐と信仰が必要である。13:19」 裏切る者は裏切られ、人の血を流す者は自ら血の涙を流すでしょう。「そのとき、イエスは彼に言われた。剣をもとに収めなさい。剣を取る者はみな剣で滅びます。26:52」 聖徒の信仰と忍耐はただ一方的に待ち続けるだけではありません。恐れや損失を恐れず、冷静に見分け、そして見分けた途り良心に基づいて戦う信仰を守らなければなりません。